アジャイルなスプリントレビュー

アジャイルチームとのスプリントレビューを改善する 3 つの手順です。

Dan Radigan Dan Radigan
トピック一覧

スプリントレビューはふりかえりではありません。デザイナー、開発者、プロダクト所有者など、チーム全体の努力を示す場所です。アトラシアンでは、スプリントレビューはカジュアルなものにとどめています。チームメンバーが机の周りに集まって簡単なデモを見たり、イテレーションのために行った作業の説明をしたりします。質問をし、新しい機能を試し、フィードバックを伝える場なのです。共有することはアジャイルチーム構築における重要な局面です。

まず、チームにおける「完了」の定義がこのアジャイルセレモニーにおいて重要な理由を確認しましょう。

ステップ 1: 「完了」を定義する

Jira のレギュラーユーザーとして、タスクを「コードレビュー」から「完了」に移行させるほど満足感の高いことはありません。移動したアジャイルカードはチームとして完了した作業を示します。完了です!

Jira でアジャイルカードを更新する

ゴールのテープを切り、作業を完了するには優れた計画、「完了」の明確な定義、集中して実行することが必要です。これらのほとんどはスプリント計画中に起こりますが、スプリントレビューとスプリントを成功させるには、チームは計画以上のことを実施する必要があります。作業のデリバリー方法に関する明確な文化を作り上げ、「完了」の意味を定義する必要があるのです。

デリバリーの文化

効率的なチームは明確なプロセスと開発の文化をすべての作業項目に適用します。これらの質問を使用してプロセスを評価し、チームとして最適に作用しているかを確認します。

  • ストーリーは実装前に、プロダクト所有者、デザイナー、エンジニアリングチームによってよく定義されているか。
  • 全員がチームのエンジニアリングの価値と文化を理解し、それに沿って行動しているか。

  • コードレビュー、自動化テスト、継続的インテグレーションに関する明確な定義と要件があり、サステナブルなアジャイル開発が推奨されているか。

  • チームがストーリーを完了したあと、多くのバグが発見されたか。つまり「完了」は本当に「完了」を意味するか。

品質と完了に関するチームの文化は、すべてのユーザーストーリー、エンジニアリング、作業項目、バグよりも重視されるべきです。この文化はチームがソフトウェアにどのようにアプローチしデリバリーするかを反映しています。

作業項目ごとの「完了」を定義する

明確な「完了」の定義があると、チームは各作業項目の最終目標にフォーカスできます。プロダクト所有者がチームのバックログに作業を追加し、承認基準を定義することは、成功における重要な局面です。ユーザーストーリーが完了となるのはどういうことでしょうか。アトラシアンでは、Jira チームは承認基準と、残りのユーザーストーリーに沿ったテストメモを追跡します。そうすることで、すべての課題における成功の定義をチーム全体が明確に理解できます。承認基準とテストメモは何でしょうか。

  • 承認基準: ストーリーが満足に実装されたと確認するため、プロダクト所有者が使用する指標。
  • テストメモ: 開発エンジニアがより優れた機能コードと自動化テストを書けるように品質サポートチームが提供する、短く集中的な助言。

実装中にしっかりと定義された課題があると、皆が成功します。Jira を使用すると、フィールドの追加が簡単です。管理者は課題上の「管理者」ボタンを押すだけです。

ステップ 2: チームをお祝いする

アトラシアンのコアバリューの 1 つは、「チームとして遊ぶ」です。スプリントレビューはイテレーション中にチームやメンバーが達成したことをお祝いするいい機会です。アトラシアンでは通常、オフィスの全員が週末に向けてゆったりとした気持ちになる金曜の午後に開催しています。スプリントレビューはふりかえりと同じではないため、イテレーション後およびふりかえりの前にスプリントレビューを開催してください。外部の参加者も参加できますが、ミーティングは通常プロダクト所有者、開発チーム全員、スクラムマスターで構成されます。ベストプラクティスとして、ミーティングの各イテレーションに 30 分から 1 時間かけることをお勧めします。

スプリントレビューはチームの健全性と道徳性を保護するため、アトラシアンではお気に入りのイベントです。スプリントレビューではチームビルディングが重要です。レビューは敵対的なものでも、試験でもありません。チーム全体がコラボレーションするイベントで、メンバーは作業のデモを行ったり、フィールドの質問をしたり、フィードバックを得たりできます。

スプリントレビューがチームにおいてポジティブなアクティビティとならない場合、以下が考えられます。

  • チームが多くの作業を引き受けすぎて、イテレーション中に完了できない
  • チームが既存の技術的負債に苦労している

  • コードベースに新たなバグが発生しないようサステナブルに機能が開発されていない

  • チームの開発プラクティスが予想されていた通り運んでいない

  • プロダクト所有者がイテレーション内の優先順位を変更し、要件の変更によって開発チームが脇に追いやられている

注: すべてのチームにとって難しいイテレーションは発生するものです。チームのふりかえりで時間をかけて、なぜイテレーションが変更されたのかを理解し、次のスプリントで課題を解決するための計画を作成しましょう。

ステップ 3: 場所を超えて通じ合う

分散したチームがある企業は、グローバルなアジャイルセレモニーの拡張に関する課題を抱えています。スプリントレビューも同様です。Jira チームは世界中にメンバーがいます。シドニー、グダニスク、サイゴン、サンフランシスコ。分散しているものの、スプリントレビューはチーム文化の重要な一部です。チームメンバーは非公式の動画を作成し、チーム全員が視聴できるように、それを Confluence ページ上で共有します。

これらの非公式動画のおかげで、時差にかかわらず、チーム全員が開発の進捗に関する最新情報を得られます。開発者自らが行う機能デモを見ることは、以下の 2 つの点においてチームを強化します。

  • 製品の理解: チーム全体が意図、論理的根拠、機能の実装について知ることができます。製品全体へのチームの理解が深まります。

  • チームビルディング: 動画はチーム全体でよりパーソナルなつながりを構築します。皆、製品すべての局面に隠れている人を知ることができます。このプラクティスによってかけられた橋は私たちの絆を強くし、場所にかかわらず包括的なグループを作ります。

最後のアドバイス

スプリントレビューを始めたばかりのチームは、ふりかえりにスプリントレビューの要素を取り入れたいという強い欲求を持つかもしれません。スプリントレビューは、スプリントのふりかえりとは別のセレモニーです。作業の結実を楽しみましょう。達成事項を自由にお祝いします。効率的なスプリントレビューは、チームの士気やモチベーションを向上させます。このお祝いというアイデアはアトラシアンの Jira チームにとっても非常に重要です。アトラシアンは「よく祝え」という言葉をビジョンステートメントに含めたほどです。

次の記事
Standups