Jira ワークフローとはエディター、ルール、AI エージェント

重要ポイント

  • Jira ワークフローは、作業項目が作成から完了までに通過する一連のステータス、トランジション、およびルールです。

  • ワークフロー エディターでは、図、ルール、公開制御を複数の画面ではなく、1 つの画面にまとめています。

  • 特定のワークフロー トランジションから、作業項目の作業をエージェントに委任できます。

  • Rovo ワークフロー スキルは、ワークフロー ビルダーのインターフェイス内の Rovo チャットで /manage-jira-workflows を指定して呼び出されます。ここで、管理者は自然言語を使用してワークフローを作成および編集できます。

  • ワークフロー スキームは、ワークフローを特定の作業タイプに結び付け、プロジェクト全体で再利用できます。

Jira ワークフローとは、チームが作業項目をオープンから完了へと進めるために従うプロセスです。これは、ステータス、トランジション、および企業管理対象プロジェクトにおける解決状況の 3 つの部分で構成されています。

ほとんどのチームは、すでに使用しているプロセスに合わせてワークフローをモデル化するため、ワークフローは 3 つのステータスで構成されるシンプルなものから、複数のチームが関与する多段階のレビュー プロセスのように詳細なものまで多岐にわたります。

Jira ワークフロー

Jira ワークフローは 3 つの一意の要素で構成されています。

  1. ステータス:ステータスは、作業項目が現在、ワークフロー内のどこにあるかを示します。一般的な例は、オープン、進行中、レビュー中、ブロック済み、完了ですが、チームでの実際の作業の呼び方に合わせてステータスに名前を付けることができます。

  2. トランジション: トランジションは、作業項目をあるステータスから別のステータスへ移動させるものであり、一方向にのみ進みます。チームが作業項目を 2 つのステータス間で前後に移動させる必要がある場合 (レビュー中から進行中に戻す場合など)、方向ごとに 1 つずつ、合計 2 つの別々のトランジションが必要です。

  3. 解決状況:解決状況は、完了、対応しない、重複などの値を使用して、作業項目をクローズ済みとしてマークし、その理由を記録します。解決状況は、企業管理対象プロジェクトで利用でき、作業がどこで停止したかだけでなく、実際にどのように完了したかを報告するための適切な方法を提供します。

ワークフロー スキームとは

ワークフロー スキーム

ワークフロー スキームとは、権限スキームが権限をロールにマッピングするのと同様に、ワークフローと作業タイプの間の関連付けのセットです。プロジェクトごとに少なくとも 1 つのワークフロー スキームが必要であり、同じスキームを複数のスペースに適用できます。

次のようなユース ケースを考えてください。

  1. 開発チームは、バグ、ストーリー、タスクに個別のワークフローを設定した、1 つの Jira スペースを運用しています。

  2. バグは "トリアージ" や "修正済み" などのステータスを通過し、ストーリーは "デザイン WIP" と "開発準備完了" を通過し、タスクはシンプルな "作業前"、"進行中"、"完了" の過程を経ます。

そのチームが 2 つに分かれる場合、2 つ目のスペースは同じワークフロー スキームを再利用できます。基盤となるワークフロー スキームは変更されていないため、両チームはチーム自体のボードに集中でき、マネージャーは引き続き両方のスペースを 1 つの一貫したビューで確認できます。

ワークフロー スキームは現在、企業管理対象スペースで利用できます。

Jira ワークフロー エディターとは

ワークフロー エディターとは、ワークフローの構築、編集、公開を行うための単一の画面です。ステータス、トランジション、ルールの個別のページを行き来する代わりに、1 つの図でこれら 3 つすべてを設定し、準備ができたらすぐに変更を公開できます。

ワークフロー エディターを開くには、いくつかの方法があります。

  • 企業管理対象スペースの場合は、[設定] ⚙ を選択し、次に [作業項目] > [ワークフロー] を選択します。編集するワークフローを探し、[その他の操作] (•••) を選択して、[編集] を選択します。

  • チーム管理対象スペースの場合は、[スペース設定] > [作業タイプ] に移動します。ワークフローを変更する作業タイプを選択し、[ワークフローを編集] を選択します。

  • プロジェクトの設定から関連する作業タイプまたは課題タイプに移動し、[その他の操作] (•••) を選択して [ワークフローの表示と編集] を選択して開くこともできます。

1 つの画面、4 つの作業要素

エディターは、ステータスやトランジションを追加するためのツールバー、選択した内容を編集するための詳細パネル、ドラッグして再配置できる図、公開前にどのスペースが影響を受けるかを正確に示す関連スペース一覧で構成されています。

Jira ワークフロー エディタの図

図とテキストを切り替える

ワークフローをキャンバス上でトレースするよりもテキストとして把握したい場合は、[テキストと図] トグルを使用して、現在位置を見失うことなくビューを切り替えることができます。

どちらのビューでも基盤となる同じワークフローが編集されるため、一方での変更はもう一方にも反映されます。

アクティブなワークフローを複製せずに編集する

アクティブなワークフローを最初にコピーすることなく、複数の変更を加えられるようになりました。ステータスを直接削除すると、Jira がそのステータスから作業項目を移動する手順を案内します。

まだ移行先トランジションがないステータスに、新しい移行先トランジションを追加します。すぐに公開するには [ワークフローの更新] を、ワークフローの前の状態に戻すには [破棄] を選択します。

Jira ワークフロー エディタでの新しいステータスへの移動

同じルール カテゴリ、1 つのパネル

旧エディターでワークフローを構築した場合、ルール カテゴリ (条件、画面構成、バリデーター、事後操作) は変更されていません。違いは、それらを確認できる場所です。

トランジションを選択すると、そのルールは別の設定画面ではなく、他のすべての項目と同じ詳細パネルで開きます。

Jira ワークフローはボードとどのように関連していますか?

Jira ワークフロー エディタからボードへ

ワークフローにより、作業項目が経る過程が定義されます。ボードは、その過程を進む様子を確認する場所です。Jira の管理者は通常、各ボードの列をワークフローのステップにマッピングします。そのため、ボード全体でカードを移動させることは、背後でトランジションを実行するのと同じアクションになります。

より複雑なワークフローを使用するチームは、多くの場合、複数のステータスを 1 つの列にマッピングします。そのため、基盤となるワークフローのステップ数が多い場合でも、ボードは見やすい状態に保たれます。これにより、ワークフローを適切に実行するために必要な詳細を非表示にすることなく、ボードをチーム全体にとって役立つ状態に保つことができます。

ワークフロー ルールは Jira 自動化と比べてどう違うのでしょうか?

ワークフロー ルールと Jira 自動化は、異なる場所で同様の問題を解決します。ワークフロー ルールは、トランジションの条件と同様に、その 1 つのワークフロー内に存在し、そのワークフローが使用されるすべての場所で適用されます。

自動化ルールはほぼあらゆるものからトリガーでき、プロジェクト全体で実行でき、さらに Rovo エージェントの呼び出しなどのアクションが含まれるようになりました。したがって、この 2 つはどちらか一方を選択するのではなく、この 2 つを組み合わせて作業するのが最適です。

一般的な目安として、ワークフロー ルールの設定には手間がかかりますが、ワークフロー ルールはワークフロー スキームに付随するため、一度設定すれば大規模な管理が容易になります。

自動化ルールはより迅速に構築でき、柔軟性も高くなっていますが、使用制限はプランによって異なるため、大量のプロセスの自動化を活用する前に、ご利用のエディションに含まれる内容を確認してください。

Jira ワークフローへのエージェントの割り当て

AI エージェントはワークフロー主導の作業を自動で開始できるため、チームは再現可能なタスクを必要なタイミングで引き継ぐことができます。Jira では、チームが希望する引き継ぎの方法に応じて、エージェントをワークフローのトランジション、ボードの列、または自動化ルールに接続できます。

トランジションからエージェントをトリガーする

Jira ワークフローへのエージェントの割り当て

ワークフロー エディターを開き、トランジションを選択して、エージェントをトリガーするアクション ルールを追加します。それ以降、そのトランジションを通過するすべての作業項目は、フィールドの更新、コメントの投稿、リンクされたページの下書き作成のいずれであっても、自動でエージェントに引き継がれます。

ボードからエージェントを割り当てる

Jira ボードからエージェントを割り当てる

または、ボード ビューから直接エージェントを割り当てることもできます。ボードを開き、列の [その他のアクション] (•••) メニューを選択して、その列にエージェントを割り当てるオプションを選択します。列に移動された作業項目は、選択されたエージェントに自動で割り当てられます。

このオプションは現在、特定のスペースでのみ利用できるため、すべてのボードに表示されるとは限りません。

自動化で拡張する

Rovo エージェントを使用した Jira スペースの自動化

毎回同じパターンに従う作業については、Jira 自動化ルールに [Rovo エージェントを使用] アクションを追加するか、ボードの列にドラッグされた作業項目が選択したエージェントに自動で割り当てられるようにボードの列を設定します。

条件とブランチを使用すると、エージェントはユーザーが意図した課題のみを処理するようになります。

Rovo ワークフロー スキルでワークフローを迅速に構築する

Jira ワークフロー内の Rovo ワークフロー スキル

Rovo ワークフロー スキルは、管理者が自然言語のリクエストで Jira ワークフローを設定できるようにする Rovo の機能です。ワークフロー ビルダーのインターフェイス内からのみ呼び出すことができ、/manage-jira-workflows を使用してワークフローについて質問したり、変更をリクエストしたりできます。これには、トランジションの追加、作業項目を移動できるユーザーの制限、ルールの説明などが含まれます。このスキルはワークフローの作成や更新に役立ちますが、変更のレビューと公開は Jira で行います。

Rovo ワークフロー スキルで現在できること

このスキルは、ワークフローとその構成に関する質問に回答し、ステータスやトランジションを作成および編集するほか、自然言語のリクエストから一般的なトランジション ルールを設定します。たとえば、フィールドの更新、作業項目を移動できるユーザーの制限、フィールドの検証、課題の割り当て、フィールド値に基づくトランジションの制限などを依頼できます。

Rovo ワークフロー スキルの使用方法

Rovo を使用した Jira ワークフロー ビルダーのアップデート

ワークフロー ビルダーのインターフェイスを開き、Rovo チャットを開いて、「/manage-jira-workflows」と入力し、Rovo ワークフロー スキルを呼び出します。このスキルはワークフロー ビルダーのインターフェイスでのみ利用可能です。ワークフローについて質問したり、加える変更を自然言語で説明したりできます。Jira で提案された変更をレビューし、準備ができたら公開します。このスキルを利用するには、ご利用のサイトで Rovo を有効にする必要があります。

Jira ワークフローに関するよくある質問

Jira ワークフローとは?

Jira ワークフローは、作業項目が作成から完了までどのように移動するかを定義するステータス、トランジション、ルールのセットです。すべての Jira プロジェクトには、ワークフロー スキームによって作業タイプに接続されたワークフローが少なくとも 1 つ必要です。

Jira ワークフローを編集するにはどうすればよいですか?

[プロジェクト設定] または [スペース設定] からワークフローを開き、新しいワークフロー エディターを使用してステータス、トランジション、ルールを追加または変更します。変更を公開するには [ワークフローの更新] を選択し、以前のバージョンに戻すには [破棄] を選択します。

ワークフロー内の作業項目に AI エージェントを割り当てることはできますか?

はい。エージェントはユーザーとともに担当者フィールドに表示され、コメントでメンションしたり、エージェントをトリガーするアクション ルールを使用して特定のトランジションから自動でトリガーしたりできます。

Rovo ワークフロー スキルとは何ですか?

Rovo ワークフロー スキルは、Jira 管理者が Rovo チャットで自然言語のリクエストを使用してワークフローを理解、作成、更新するのに役立つ Rovo の機能です。ワークフロー ビルダーのインターフェイス内からのみ /manage-jira-workflows を使用して呼び出すことができ、その後、結果として生じる変更を Jira でレビューして公開できます。

ワークフローでエージェントを使用するために、何かを有効にする必要がありますか?

はい。Rovo ワークフロー スキルを使用する前に、ご利用のサイトで Rovo を有効にする必要があります。このスキルは、ワークフローの編集権限を持つユーザーが利用でき、ワークフロー ビルダーのインターフェイス内からのみ呼び出すことができます。そこで Rovo チャットを開き、「/manage-jira-workflows」と入力してワークフローを管理します。

自分の現在のワークフロー エディターの外観が異なります。新しいワークフロー エディターを自分の Jira プランで利用できますか?

新しいワークフロー エディターを利用できるかどうかは、プロジェクト タイプやプランによって異なります。現在利用できるエディターと機能を確認するには、ご自身のサイトの [設定]、[作業項目]、[ワークフロー] をご確認ください。