人工知能チーム メイト
独自のニーズとワークフローに合わせて特別にカスタマイズされた最初のエージェントを構築することで、人工知能チーム メイトの潜在能力を最大限に引き出します。
準備時間
30 分
ランタイム
2 時間
人数
1
5 秒の要約
- 人工知能エージェントのアイデアを考え出す。
- 最初のエージェントを作成する。
- エージェントをテストして編集する。
必要なもの
- エージェント (Rovo など) を作成できる推奨の人工知能ツール
最初の人工知能エージェントを作成する方法
人工知能をチームに組み込むことで、イノベーションと効率性を引き出します。
人工知能チーム メイト プレイとは
このプレイでは、人工知能チーム メイトの可能性を最大限に理解できるよう、お客様独自のニーズとワークフローに合わせてカスタマイズされた最初のエージェントの構築方法をガイドします。これにより、一般的な人工知能チャットよりもはるかに高い効率性とパーソナライゼーションが実現されます。
エージェントは次のような役割を担うことができます。
- アイデアをブレーンストーミングし、繰り返し検討し、改良するクリエイティブでテクニカルなパートナー。
- 日常的なタスクを自動化し、より戦略的な作業に時間を割けるようにするアシスタント。
- 知識を広げ、意思決定を強化し、チームが革新を起こし、効率的に実行できるようにする高度なアドバイザー。
人工知能チーム メイト プレイを実行する理由
カスタムの人工知能エージェントを作成することは、特定のタスクを高い速度と品質で実行できる優れた専門家をチームに雇用するようなものです。
たとえば、独自のエージェントを作成する場合、独自のニーズに合わせてカスタマイズし、特定のタスクを自動化して、ワークフローにシームレスに統合できます。
人工知能チーム メイト プレイを実行するタイミング
最高のチームは、何を完了する必要があるか、どのように作業を進めるかについて一致団結しています。人間と人工知能の両方を含むチームの場合も同様です。
ただし、人間のチームを拡張する場合とは異なり、人工知能チームを拡張する際には必ずしもチームの他のメンバーに相談する必要はありません。ニーズに合わせていつでも人工知能チーム メイトを作成したり、チームと協力しながら開発を進めたりすることができます。
人工知能チーム メイト プレイの 3 つのメリット
人工知能をチーム メイトをとして扱い、専門的なエージェントを開発することで、単純な人工知能ユーザーから戦略的な人工知能コラボレーターに移行できます。この移行により、次の利点がもたらされます。
- ROI (投資収益率) の向上: 戦略的な人工知能コラボレーターは、単純なユーザーと比較して、日常的に多くの時間を節約します。
- 生産性の向上: 人工知能を戦略的なコラボレーターとして扱う人は、節約した時間を、新しいスキルの習得や新しいアイデアの創出など、作業にさらに深く取り組むために再投資する可能性が高くなります。
- 作業の質の向上: 人工知能と戦略的に連携した人の 85% が、過去 1 か月で作業の質が向上したと回答しています。
1. エージェントのアイデアを考え出す
予測時間: 15 分から 30 分
今週の終わりに、5 分間かけて、エージェントが役に立ったかもしれないワークフローを振り返ってみましょう。反復的で時間がかかり、テキストベースの出力を伴うタスクに焦点を当てます。これらは自動化の最適な候補です。次のことを確認します。
- やりたくないタスクで、チーム メイトにアウトソースしたいと思ったものはありますか?
- 思ったより時間がかかったが、スピードアップできそうなタスクはありますか?
- カレンダーを見て、毎日、毎週、毎月繰り返されているタスクはありますか?
エージェントを作成する場合と、一般的な人工知能ツールを使用する場合の例をいくつか示します。
- 反復作業 (自動化可能): 同じタスクを何度も実行している場合は、人工知能エージェントが自動化できます。
例: スプレッドシートへのデータ入力の自動化、週次売上レポートの生成。 - 人工知能に繰り返し入力するプロンプト: 特定のタスクで同じようなプロンプトを繰り返し使用している場合、人工知能エージェントを使用すると少ない労力で処理できます。
例: 特定のテーマや製品カテゴリに基づいた、継続的なマーケティング コンテンツの生成。 - 毎週直面する問題: 繰り返し発生する問題については、カスタム人工知能エージェントが日常的な問題解決を代行したり、対応が必要な課題をフラグ付けしたりできます。
例: カスタマー サポート チケットの管理、空き時間に基づいた会議の自動スケジュール設定など。 -
専門知識を蓄積したい微妙なタスク: 洗練された知識や特定の専門知識が求められるタスクの場合、AI エージェントはその知識を蓄積して応用し、より適切な意思決定を行うことができます。
例: 法務や財務のコンプライアンスのための社内ナレッジ ベースでは、AI が現在のタスクや質問に基づいて関連情報を引き出します。
リストにいくつか候補があがったら、来週の予定を 15 ~ 90 分程度確保しましょう。その時間を使って、リスト上のいずれかのタスクに対応するエージェントを構築します。
オプション: アカウンタビリティ パートナーを見つけて、一緒にユース ケースのリストを作る計画を立てます。エージェントのアイデアと、そのエージェントをいつ構築する予定かをパートナーに伝えてください。調査によると、どのように計画を進めるかを if-then プランニングで決めておくことで、目的を達成する可能性が倍増するという結果が出ています。
2. エージェントを構築する方法
予測時間: 15 ~ 90 分
AI エージェントに任せるタスクの最有力候補を特定したところで、次はエージェントの構築を始めましょう。
- エージェントが担う役割の要点をまとめる: エージェントに解決してほしい問題を定義します。次に、エージェントがアシスタント、意思決定者、データ処理者のうち、どの役目を担うかを決定します。役割の例を見ていきましょう。
- アシスタント エージェント: エージェントの役目はユーザーとのやり取りです。
例: 自然言語でユーザーの問い合わせを理解して応答できるカスタマー サポート エージェント。「私の注文は、今どのような状況ですか?」や「返金したいのですが、どうすればいいですか?」といった問い合わせのテキストを処理し、人間が作るような返信を生成します。 - 意思決定エージェント: エージェントの役目はインプットに基づいてアクションを実行することです。
例: デシジョン ツリーを使用してリードの適性を見極めるセールス エージェント。リードが「サブスクリプション プランに興味があります」と応答すると、エージェントは「どのプランに興味がありますか?」や「あなたの会社の規模は?」といったフォローアップの質問をして、次の適切なステップを決定します。 - タスク自動化エージェント: エージェントの役目は、定義されたタスクを自動化することです。
例: エージェントによるメールの自動返信。一般的な問い合わせに対して「ご連絡ありがとうございます。できる限り迅速に返信いたします」といった返事を送ったり、カレンダーで空いている時間を確認して会議のスケジュールを立て、ユーザーに確認したりします。
- アシスタント エージェント: エージェントの役目はユーザーとのやり取りです。
- AI プラットフォームを選択する: Rovo や OpenAI の GPT など、好みの AI ツールを選びます。
- エージェント構築のアプローチを選択する: 既存のエージェントを複製するか、ゼロから構築するかを決定します。Rovo のような AI ツールの多くには、新しいエージェントを構築する方法や、特定のニーズに合わせて調整できる既成のエージェントを使う方法の手順が用意されています。
- エージェントへの指示を書く: 新しいエージェントを作る場合でも既存のエージェントを複製する場合でも、やるべきことの指示をエージェントに伝える必要があります。指示は、エージェントのタスクを定義し、その行動をガイドするのに役立ちます。指示を出すことで、エージェントはユーザーのリクエストに正確かつ効率的に応答できます。指示の作成時には次の点を考慮しましょう。
- エージェントは何をするか (役割)
- エージェントが重視する特定のゴールや知識は何か (コンテキスト)
- エージェントは具体的にどのようなタスクや仕事を実行できるか (タスク)
- どのような口調と応答スタイルにするか (トーン/フォーマット)
- どのような制約を強調するべきか、または避けるべきか
- 会話のきっかけを作成する: エージェントとチャットを開始し、対話の進め方についてガイドするのに役立つ、推奨のプロンプトや質問を用意します。ショートカットとして、エージェントに依頼する予定のタスクのうち、最も一般的な内容を示す例を使ってみましょう。フィールドを空白のままにすると、エージェントは一般的な会話のきっかけを使用します。
- 例: ブランドのソーシャル メディア コンテンツを作成するエージェントには、会話のきっかけに次のような言葉を使用します。「Instagram の短い投稿を書いてください」、「この投稿に使用できるハッシュタグを 15 個作成してください」、「この投稿でユーザーの注目を集めるにはどのキャッチフレーズを使えばいいですか?」
- 例: 対象分野のエキスパートを探す作業をサポートするエージェントには、会話のきっかけに次の言葉を使用します。「この作業について誰と話せばいいですか?」、「この作業を担当しているのはどのチームですか?」、「このページと同じようなテーマに取り組んでいる担当者はいますか?」
- エージェントに知識を提供する: この知識とは、正確性と応答を向上させる目的で、エージェントに提供する情報とリソースのことです。すべてのエージェントは一般的な知識を備えていますが、Confluence ページ、テンプレート、トーンのサンプル、特定の専門知識、さらには Google ドライブのリンクなどの具体的なソースを追加すると、パフォーマンスの最適化に有用です。
エージェントに質問させる
プロンプトでは一度に 1 つずつ質問し、返事を待ってから次の質問に進むよう、エージェントに伝えます。そうすればエージェントは、必要なコンテキストをすべて受け取ってからタスクの実行を始めるようになります。
ナレッジ ソースの更新
エージェントにリンクされているナレッジ ソースを定期的に更新して、最新かつ正確な状態を保ってください。
3. エージェントを微調整する
予測時間: 15 から 30 分
エージェントを作成した後はテストと微調整を実施し、応答の不一致やエラーを特定して修正することが不可欠です。エージェントをテストして編集する方法をいくつか紹介します。
- 別の役割を想定し、エージェントの期待を「壊して」みましょう。珍しい質問や奇妙な問いかけをしたり、エージェントの仮定を疑うような言葉を伝えたりします。
- 同僚にエージェントの期待を「壊す」よう依頼します。ヒント: エージェントの想定が外れた場合のやり取りを Loom などで録画してもらい、プロンプトと応答を確認できるようにします。
- 自分や同僚に対して奇妙な応答や予期しない応答があった場合は、プロンプトを修正します。
元のプロンプトはそのままにする
元のプロンプトをコピーして、どこか別の場所 (Confluence ページなど) に貼り付けておくと、変更で問題が解決されない場合に元へ戻ることができます。バージョン履歴がないエージェント ビルダーもあるためです。
その他のご質問がある場合は、
他の Atlassian Team Playbook のユーザーと会話を開始したり、サポートを受けたり、フィードバックを提供したりできます。
他のプレイも参照してください
目的の設定
OKR
達成すべき目標を定義し、測定可能な主要な成果によって進捗を追跡します。
意思決定
DACI 意思決定フレームワーク
意思決定プロセスで効果的なコラボレーションと説明責任を確保するために、明確な役割を割り当ててください。
意思決定
トレードオフ
プロジェクトの可変要素を定義して優先順位を付けます。
プロジェクト計画
プロジェクト ポスター
思考の焦点を合わせ、アイデアと最新情報を共有して、成功を定義します。
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