非同期の週次チーム アップデートとは?
非同期アップデート (非同期ミーティングとも呼ばれる) を行うと、リアルタイムの対話 (同期時間) や即時の応答を必要とせずに、参加者同士がコミュニケーションを取り、コラボレーションできます。
週次の非同期アップデートを行うべき理由
現代のチームに最適な働き方の設計と検証を専門とする行動科学者のグループであるチーム ワークラボは、アトラシアン内で対面ミーティングを非同期の Loom ビデオ アップデートに置き換えることの有効性をテストしました。週次のステータス アップデートは、この実験に最適な候補でした。いくつかの重要な調査結果を紹介します。
- 1,000 人を超えるアトラシアン社員が、集中を要する作業 (フォーカス ワーク) にわずか 2 週間で 5,000 時間を充当しました
Slack を使った筆談でのアップデートと比較して、Loom のビデオ アップデートを受け取った直属の部下は、マネージャーとのつながりをはるかに感じました (38% 対 9%)
週次チーム アップデートをいつ、どのように共有するか
週次チーム アップデートは毎週共有すべきです。週次チーム アップデートを非同期で共有するために使用できる手段は 2 つあります。
- 筆談によるメッセージ (Slack など)
-
ビデオ メッセージ (Loom など)
アトラシアンのチームワーク ラボは、目標が明確でより認められていると感じるような、つながりのあるチームの構築には、Slack メッセージよりもビデオ メッセージの方が効果的であることを発見しました。
週次アップデートを共有するメリット
- 明確性: 定期的にアップデートを伝えると、チームはあなた自身の進捗や目標管理方法について共通の理解を持つことができます。
- 影響: 毎週時間を取って自分の進捗を振り返ると、どのタスクがビジネスに最も大きな影響を与えるかを調べる機会が得られます。そうすれば、よりスマートで、より楽に働くことができます。
- 先取性: 問題や障害を発生前に見つけ出せます。
- つながり: タイムゾーンが異なっていても、仕事を共有したり、他の人を評価したりできると、チームとのつながりが築けます。人は自分の仕事が認められると、モチベーションや仕事への満足度が大きく高まります。
- 効率性: アップデートを非同期で共有すると、ミーティングに費やす貴重な時間を同期時間が必要な仕事に使えます。
- キャリア開発: アップデートを毎週共有すると、自分の達成事項を共有し、祝う機会が得られます。そうすると、仕事に勢いがつき、エンゲージメントも高まります。
前提条件
ビデオ メッセージ ツールまたは筆談コミュニケーション ツール
Digital collaboration tool (see templates)
オプションのテンプレート
アトラシアンテンプレート
このプレイを実行するための手順説明
5 秒の要約
- 週初めと週終わりのテンプレートを使って、チーム アップデートを準備します。
- アップデートを記録するか書き込みます。
- それをチームと共有します。
1. 準備 15 分
リモート チームの場合は、Trello ボードや Confluence ページなど、コラボレーション ドキュメントを作成することから始めます。必要に応じて提供されたテンプレートを使用したり、独自のテンプレートを作成したりできます。ドキュメントのタイトルには、「DACI: [回答しようとしている質問]?」という形式を使用します。
対面チームの場合は、セッション中に画面上に投影するコラボレーション ドキュメントを作成します。
事前にドキュメントを参加者に送信し、セッション前にできる限り多くの情報を記入します。
2. 準備を整える 5 分
次の方法でミーティングを開始します。
- 決断する必要がある意志決定とその決定による顧客への影響を要約する
- 適切な意志決定を行うために、必要なすべての情報を入手する計画を作成することがセッションの目標であることをチームに伝える
3. 推進者 5 分
チームはまず、意志決定の推進者について同意する必要があります。推進者は、意志決定に向けてチームを推進する人で、1 人で担当します。現況をすべての関係者が認識できるようにし、情報を収集し、質問に回答し、アクション項目を完了させる責任を負います。
全員が推進者を決めたら、コラボレーション ドキュメントにそれを書き留めます。
4. 承認者 5 分
次に、意志決定の承認者を割り当てます。これは、意志決定の承認に関する最終決定権を持つ人です。1 人で担当します。
5. 貢献者 5 分
プロジェクトの貢献者を誰にするかを決定します。貢献者は、意思決定プロセスを知らせる知識を持つ人です。
6. 報告先 5 分
「報告先」の下に、意志決定の影響を受けるが意思決定には直接関与しない人を含めます。報告先とは、意思決定の結果により業務内容を変更することになる可能性があり、その結果を把握する必要がある人とチームです。
7. 計画を作成する 30 分
意思決定のために収集する必要がある情報をすべて検討します。このセッションでは回答は不要で、チームに考えてもらうことのみを目的としています。検討する際に役立つ可能性があるいくつかの例を挙げます。
- 期限 – 意思決定の期限。
- 背景 – この意思決定が必要な理由。
- 裏付けとなるデータ – 意思決定を支援する上で役に立つ指標。
- 検討したオプション – テーマ別にグループ化されたさまざまなソースからのフィードバックや、範囲、コスト、時間などのプロジェクトの重要な要素に基づく評価などを含む、意志決定のための各オプションの簡単な説明。
8. まとめ 5 分
ミーティング終了前に、未解決の質問に答え、アクション項目と期限を所有者に割り当てます。
その他のパターン
RACI
RACI フレームワークは DACI に似ていますが、Responsible (実行責任者)、Accountable (説明責任者)、Consulted (協業先)、Informed (報告先) の頭字語がわずかに異なります。実行責任者は、作業を完了する人です。説明責任者は、作業の最終承認者です。協業先と報告先は同じです。
フォースフィールド分析
意志決定に対してプラスになっていることとマイナスになっていることを判断してください。これらのアイテムを長所に基づいてスコア付けし、利用可能なオプションとそれぞれの費用便益を判断します。
フォローアップ
決定
決定に達したら、コラボレーション ドキュメントに最終意志決定を記録します。こうすることで、意志決定に至った方法や理由に関するコンテキストを今後のチームに提供できるようになります。
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