DVLA + アトラシアン
4 か月が経ち、Atlassian Cloud への移行は正しい決断だったと満足しています。ダウンタイムはほとんどなく、ユーザーからのフィードバックも良好で、望んでいたエンジニアリング オーバーヘッドの削減も達成できました。
Simon Logan 氏
クラウド エンジニア
TBD
1 年間に削減されたエンジニアリングにかかる時間
業界
政府
場所
ヨーロッパ、中東、およびアフリカ
ユーザー数
1,200
英国の自動車運転免許庁が Atlassian Cloud とよりスマートに連携
組織自身の AWS 領域でオンプレミスのアトラシアン ツールを 5 年間使用していた DVLA には、800 を超える Confluence と Jira のライセンスと約 200 件の Jira プロジェクトが堆積しており、多大な時間と労力を移行戦略の策定に費やすことになりました。クラウドへの移行から数か月後、ダウンタイムの削減、セキュリティの向上、より効果的なコラボレーションが実現しました。
各行に約 1 億のレコードがあるスプレッドシートを想像してみてください。想像を絶しますよね。これが、英国の運転免許庁 (DVLA) が取り扱う情報量です。DVLA のデータベースには、4,900 万件超のドライバーの記録と 4,000 万件超の車両の記録があり、英国運輸局を支える柱として機能しています。この規模の行政機関を運営するのは至難の業です。最高レベルのシステムのセキュリティを確保しながら、内部プロセスや手順を管理することも同様です。そのため、DVLA が保守のオーバーヘッドとホスティング コストに優先順位を付けて管理し、エンジニアリングのための時間を確保しようと決めたとき、Atlassian Cloud Premium への移行が最適な選択肢であることは明らかでした。
組織自身の AWS 領域でオンプレミスのアトラシアン ツールを 5 年間使用していた DVLA には、800 を超える Confluence と Jira のライセンスと約 200 件の Jira プロジェクトが堆積しており、多大な時間と労力を移行戦略の策定に費やすことになりました。DVLA の仕事は、ドライバーと車両に正しく課税して、市民にとってできる限り簡単、安全、かつ効率的に彼らが公道を走れるようにすることです。このため、移行を円滑に進めることが非常に重要でした。多数のテスト移行に投資したので、問題なく移行を実施でき、移行後のエンドユーザーからのフィードバックも上々でした。また、エンジニアリングの貴重な時間を年間で 240 時間削減できました。
事前の計画段階に十分な時間をかけたので、プロセスの欠陥を移行前にすべて解決でき、非常に円滑に移行を行えました。
Simon Logan 氏
クラウド エンジニア
移行前のデュー デリジェンス
クラウドへの移行の承認プロセスを開始するにあたり、DVLA のクラウド エンジニアである Simon Logan 氏と彼のチームはプロセスの早い段階でビジネス ケースをまとめ、調達部門、アジャイル コーチ、Cyber Security and Information Assurance Group などの内部関係者を集めました。また移行プロセスを円滑に進めるために、DVLA は移行日の 6 か月前に組織のインスタンスを整理してアプリを評価しました。
「6 週間認証されていないユーザーを無効にし、非アクティブと思われるスペースとプロジェクトの管理者に連絡しました。この作業により、スペースとプロジェクトの合計の 10% を削除でき、移行前にインスタンスを整理できました」と、Simon 氏は述べています。
Confluence Cloud Migration Assistant を利用して、DVLA はコマンドラインにコードを打ち込むことなく、サーバー ユーザー インターフェイスからトライアル クラウド インスタンスへデータを移行しました。Jira インスタンスもコピーされました。「事前の計画段階に十分な時間をかけたので、プロセスの欠陥を移行前にすべて解決でき、非常に円滑に移行を行えました」と Simon 氏は述べています。
クラウドにおけるダウンタイムの削減と最高級のセキュリティ
政府の行政機関である DVLA の成否は信頼性にかかっています。Atlassian Cloud は、DVLA が信頼性を保つために必要なセキュリティ、ガバナンス、データ プライバシーを提供します。DVLA では認証に Active Directory (AD) を使用しており、AD インスタンスを Atlassian Cloud にリンクするために Atlassian Access を使用しています。Simon 氏によれば、Atlassian Cloud Premium を選んだのは特定の IP 範囲をホワイトリストに追加して、Global Protect VPN ソリューションなどの特定の経路を辿るようにインスタンスを制限できるからです。「その他にも、SLA や 24 時間年中無休のサポート、複数のプロジェクトにまたがるロードマップを可能にする Jira の Advanced Roadmaps など、魅力的なメリットがありました」
アナリティクスなどのクラウド専用機能は、パフォーマンスの監視とライセンス使用状況の把握を容易にしました。「この機能のおかげで、確実に正しいライセンス階層を使用し、優れた価値を提供できます。Confluence では、ページへのアクセスの問題をデバッグする際に Permissions Helper も役立ちました」さらに Simon 氏はこう付け加えます。「クラウドではサーバー インスタンスに比べて応答時間が改善され、可用性は全般的に非常に良好です」
DVLA は移行後の質問をまとめたよくある質問のリストをスタッフに配布しましたが、今のところ、肯定的な意見が寄せられています。Simon 氏は言います。「新しくなったユーザー インターフェイスと応答時間の短縮は好意的に受け止められています。移行割引もビジネス ケースのメリットとして役立っています」
アトラシアンのツールのおかげで、従業員やチームがよりスマートにコラボレーションできるようになりました。多くの社員が自宅からリモートワークしている現在の状況ではなおさらです。
Simon Logan 氏
クラウド エンジニア
チーム間でのコラボレーションの向上
DVLA では IT チームだけがアトラシアンのツールを利用しているわけではありません。ポリシーと計画、トレーニング、エンタープライズ アーキテクトなど、多数のグループがコラボレーションとコミュニケーションの向上というメリットを享受しています。「アトラシアンのクラウド製品のおかげで、従業員やチームがよりスマートにコラボレーションできるようになりました。新型コロナウイルス感染症のせいもあり、自宅からリモートワークしている従業員が多い現在の環境ではなおさらです」と、Simon 氏は述べています。毎日のスタンドアップとその他のアジャイル セレモニーは Jira を使って行い、スプリント レポートは Confluence にあります。彼はさらにこう付け加えます。「ロードマップを利用すれば、詳細な技術的問題にドリルダウンしなくても、計画とスケジュールの観点から全体像を把握できます」
Simon 氏は移行を考えている他の政府機関に、次のように助言します。「十分に計画を立てて、確信が得られるまで何度でも移行の予行練習をすることです」
「4 か月が経ち、Atlassian Cloud への移行は正しい決断だったと満足しています。ダウンタイムはほとんどなく、ユーザーからのフィードバックも良好で、望んでいたエンジニアリングのオーバーヘッドの削減も達成できました」
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