EU AI 規制法

EU AI 規制法遵守に対するアトラシアンの積極的なアプローチ

アトラシアンでは、責任ある AI 開発に取り組んでいます。当社では、AI テクノロジーの開発と使用に慎重を期すための社内の枠組みとして、責任あるテクノロジー原則を公開しました。さらに、2024 年 9 月には、企業が EU AI 規制法の事前遵守に向けた措置を講じることを奨励する、欧州委員会によるプログラム EU AI 協定に加盟しました。

EU AI 協定に加盟して以降、アトラシアンは EU AI 規制法を見越して、AI コンプライアンスに関連する多数のリソース、ドキュメント、詳細な FAQ を Atlassian Trust Center で公開してきました。これには、お客様が当社の AI サービスの理解を深めるための透明性に関するページが含まれています。これらのページでは、AI を支える基盤となるモデルの詳細に説明し、機能と制限を明確にし、データの使用と処理を説明し、ユーザー エクスペリエンスへの影響を記載しています。アトラシアンでは、ユーザーが当社 AI サービスを利用する際の透明性の維持にも取り組んでいます。これにはユーザーが AI を活用した製品を利用するときの Rovo と Atlassian Intelligence のユーザー インターフェイスでの明確な記載も含まれます。また、当社の AI サービスは、当社の他のポートフォリオと同様に、堅牢なデータ保護と GDPR プライバシーへの取り組みの対象となっています。

また、ナレッジの共有を通じ、お客様が AI サービスをデプロイできるようサポートすることにも取り組んでいます。責任あるテクノロジー レビュー テンプレートと責任ある AI ガバナンスに関するごまかしのないガイドを公開し、世界中のチームがこれらの原則を実践に移すのに役立てられるようにしました。当社はお客様が Atlassian University やアトラシアン コミュニティなどのリソースを通じてその AI リテラシーを向上・改善できるようサポートしています。これらのリソースは、お客様の可能性を最大限に引き出すために必要な AI サービスについて理解を深めることを目的としたものです。

コンプライアンスにおける共同責任

EU AI 規制法の遵守には、多数の規制の枠組みと同様に、基本モデルや LLM の開発者、AI システム プロバイダー、AI デプロイ担当者で構成される AI バリュー チェーン全体にわたる共同責任が伴います。アトラシアンでは、LLM モデル プロバイダーとのコラボレーションにより、使用するモデルが法的要件に準拠していることを確認します。さらに、サードパーティがホストする LLM モデルをアトラシアンが利用する場合、すべてのアトラシアンの復処理者向けにデータ処理補遺で設定されているものと同じ基準に従い、お客様の個人データをモデル プロバイダーが処理することを保証します。

また、利用規定を更新し、お客様による当社の AI サービスの使用が有害な結果を生じさせたり、AI 規制に違反したりしないようにするためのガイドラインと推奨事項を含めました。アトラシアンのお客様には、このポリシーを徹底的にご確認いただき、お客様のユーザーが制限事項を理解できるようにすることをお勧めします。お客様の AI サービスの利用が当社の利用規定に違反している場合、そのお客様のリクエストが当社 AI システムでは処理されない場合があります。

アトラシアンの AI サービスの仕組みと責任ある AI 開発への取り組みについて詳しくは、Atlassian Trust Center にアクセスし、「責任あるテクノロジー原則」をご覧ください。当社は AI コンプライアンスに関してお客様と緊密に連携することに注力しています。