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Roblox + アトラシアン

以前は、私たちのチームはアトラシアン製品を個別のツールと見なしていましたが、今は Jira マクロとスマート・リンクのような [機能と統合] がコラボレーション・生産性・見つけやすさに関して極めて重要なものになっています”

Joe Cotant
シニア・テクニカル・プログラム・マネージャー、Roblox

$15 万以上

Jira Cloud への移行による年間節約額

Roblox について

Roblox は、ユーザーが独自の実体感のある体験を創造できるようにするツールやプラットフォームを構築しています。それにより、想像できるあらゆる世界を実現できます。毎日数千万人のアクティブ・ユーザーがいる Roblox は、楽観主義と礼節によって 10 億もの人々をつなぐというミッションを実現しつつあります。

業界

インターネット/ソフトウェア

場所

南北アメリカ大陸

ユーザー数

1,000 ~ 5,000


Roblox はアトラシアンのクラウド製品へ移行することで、コラボレーションと生産性を向上させて、年間 $15 万以上を節約

課題:Roblox は、アトラシアンのクラウド製品における優れたユーザー・エクスペリエンスを享受しつつ、クラウド技術の急成長やクラウド技術への業界の動きを先取りする必要があると考えていました。

解決策: Roblox は、ソリューション パートナーである Modus Create のサポートを受けて Jira Software と Confluence Cloud に移行し、それと同時に Jira Service Management、Jira Work Management、Trello でプラットフォームを拡張しました。

インパクト:シニア・テクニカル・プログラム・マネージャーの Joe Cotant 氏は、アトラシアンのクラウド製品ツールに移行して年間 $15 万以上を節約し、これらのツールは「コラボレーション・生産性・見つけやすさにおいて非常に重要です」と話しています。

競合他社の先を行くための取り組み

Roblox のオンライン・ゲーム・プラットフォームとマーケットプレイスは、$400 億を超える評価額で公開されました。1 日のアクティブ・ユーザー数は 6,700 万人を超え、米国の 16 歳未満の子どもの半数以上がプレイしていますが、多くの人は社名を聞いたことがありません。ほとんどの人が Roblox のことを子ども向けのゲーム会社だと思っているかもしれませんが、シニア・テクニカル・プログラム・マネージャーの Joe Cotant 氏は「子ども向けのゲームは Roblox のほんの一部です」と話します。

Roblox は、楽観主義と礼節によって 10 億もの人々を力づけることをミッションとしています。プラットフォームは子どもたちの間ですぐに人気となりましたが、ユーザー・ベースの半分は 13 歳を超えていて、最も急増している年齢層は 17 歳から 24 歳です。COVID-19 のパンデミック中とその後に急成長した同社は、業界がクラウドベースの技術に移行していることを察知し、アトラシアンのクラウド・ツールにおける優れたユーザー・エクスペリエンスのデモを見ました。そのときが進化するには「絶好のタイミング」だったと Cotant 氏は話します。「Roblox はゲームとメタバースの最先端にいます。コラボレーションと生産性においても最先端にいることは可能だと考えました」と説明します。そして、Atlassian Data Center から Cloud への移行を開始しました。

リソースが限られていても問題ありません。パートナーシップによって移行が可能です。

Cotant 氏が Roblox の経営陣にアトラシアンのクラウド製品への移行に関してピッチを行った際に、非常に簡単に承認を得られたことに驚きました。「経営陣はメリットに気づいたのです。Jira で OKR [目標と主な成果] を追跡し、他のデータやプロセスをアトラシアンのプラットフォームに移行することに強い関心が寄せられました」と Cotant 氏は振り返ります。

Cotant 氏は当時、アトラシアンのツールを管理する唯一の正社員だったため、Roblox のアトラシアン ソリューション パートナーである Modus Create に連絡し、戦略的ガイダンス、問題解決、技術サポート、変更管理に関してのサポートを依頼しました。両社は協力して、Roblox の Atlassian Data Center の環境を評価し、移行計画を立てました。複数の戦略を比較した結果、Confluence インスタンスはリフト アンド シフトによって非常に単純にクラウドに移行できるが、Jira はもっと複雑なので、段階的なアプローチが必要だとチームは判断しました。

翌年、Cotant 氏、Modus Create、アトラシアンは協力して移行の準備を整えました。Cotant 氏と Modus Create の取引先である、著名なコンサルタント Mike Rathwell 氏は、アトラシアンのクラウド移行マネージャーである Evan Golden と定期的に会議を行いました。Evan は、アトラシアンの技術専門家とのつながりを促進して問題に対処し、クラウド・プラットフォームの変更を把握し、トレーニング・ドキュメントを交換しました。Cotant 氏は、導入して満足感を得るにはこれが不可欠なことだとわかりました。

その過程を通して、Cotant 氏は全社の全従業員を巻き込み、自社のユース・ケースを理解してもらい、クラウド・ツールのメリットを示し、導入を支援してくれる推進役との関係を築きました。「当時は、従業員が約 3,000 人に対して私たちは数人しかいませんでしたが、アトラシアンのエバンジェリストであり個々のチームに所属していたメンバーを活用できたことで、組織全体をカバーできました」と Cotant 氏は話します。

移行チームはまた、Slack、メール、アトラシアンのツール通知を介して、お互いや Roblox のユーザーと早期かつ頻繁に連絡を取るようにしました。「頻繁なコミュニケーション、クラウド移行の推進役とのつながりや、ドキュメントの共有により、全員にとって移行プロセスがスムーズになりました」と Cotant 氏は話します。

移行の最終段階で、Roblox、アトラシアン、Modus は、コラボレーションが進捗を促進する重要な要素であると認識しました。「チーム間の親密な関係によって、この移行が成功しました。真のパートナーシップでした。アトラシアン、Modus、Roblox の間で非常にすばらしい関係を築きました。私たちはとても率直で、透明性があり、お互いに対してオープンでした。物事がうまくいっていなかった時もです」と Cotant 氏は説明します。「Modus がいなければ、どれも成し遂げられませんでした。Mike は客観的なアプローチで意思決定を行い、私と意見交換してくれました」

クラウド移行は、特に Roblox のようにリソースが限られている企業にとっては気後れすることがあります。しかし、パートナーシップによって、それは可能になり、同時に強力なものになります。

非常にうれしい最大のインパクトは、ツールに対する認識の変化です。以前は説得できなかった従業員でさえも、現在はツールを使用しています。もう手放さないでしょう”

Modus Create の Mike Rathwell
Roblox のソリューション・パートナー

エコシステムを利用して、効率性・節約・より優れたエクスペリエンスを実現

現在、Roblox は、業務を強化するための強固なクラウドベースのコラボレーション プラットフォームを備えています。製品開発用の Jira、ドキュメント用の Confluence、非技術系プロジェクト管理用の Trello、脅威検出用の Beacon、特定チームのサポート用の Jira Service Management (拡張を計画中) などです。「その他の重複している、または反復的なツールを排除できたことに満足しています。ツール キット全体を個々のツールではなく、エコシステムとして捉えて認識できるようになりました」と Cotant 氏は説明します。

エンジニアリングや製品などの技術チームから、財務、人事、法務などのビジネス・チームまで、ユーザーはさまざまな部門に及びます。従業員はアトラシアンのクラウド・インターフェイスや、JSM(Jira Service Management)の拡張を特に喜んでいます。Mike Rathwell 氏はこう話します。「JSM は、Data Center よりも Cloud 版の方がすばらしいです。新しいポータルに変更したら、すぐに JSM プロジェクトについて聞かれました」

たとえば、Roblox の People チームは主に Zendesk をサポートに使用しています。しかし、チームは従業員のリモート・ワークのリクエストを処理する際により多くの情報を事前に収集する必要がありました。そこで、Cotant 氏と Mike Rathwell 氏は協力して Jira Service Management でより動的なフォームを設定しました。これで、People チームは受付時に必要な情報をすべて収集できるようになり、やり取りを最小限に抑えられます。その後、ツールによってリクエストは適切な担当者に自動的に転送され、承認を得られます。Cotant 氏はこう話します。「People チームは、私たちが開発を支援した JSM ソリューションにとても満足しています。その後、他のユース・ケースにも拡大しました。JSM のフットプリントは時間の経過とともに拡大の一途をたどっていて、他のチームも Zendesk から JSM に移行する予定です」

JSM に加えて、ビジネス チームは Jira を気に入っています。これにより、Google フォーム、Wrike、Notion、カスタムビルドのアプリなどの他のツールを使用する必要がなくなりました。「Jira にはすでに十分な機能が備わっているので、かつては最初の選択肢であった、自社開発アプリの作成が不要になりました」と Rathwell 氏は説明します。Cotant 氏はこう付け加えます。「すでに Wrike から Jira (マーケティング クリエイティブと開発者関係) に移行した 2 つのチームでは、それぞれ年間 $15 万を節約しています。現在進行中の Notion への移行は、年間数十万ドルのコスト削減につながるでしょう」

Cotant 氏と Rathwell 氏は現在、Notion から JWM への移行に取り組んでおり、社内の 12 を超える他のチーム(ピープル・サイエンス & アナリティクス、エンタープライズ・アプリケーションを含む)のサービス・デスクを設定し、仮想エージェントを組み込んで、さらに効率を高めようとしています。「私が最も楽しみにしているのは、Roblox でのアトラシアン・エコシステムのフットプリントを拡張することです」と Cotant 氏は話します。

「以前は説得できなかった従業員でさえも、現在はツールを使用しています。もう手放さないでしょう」

Roblox が移行の「ゲーム」をマスターし、アトラシアンのクラウド・ツールで結果を、そしてファンを獲得していることは明らかです。

Roblox の仕組みが改善されたことは移行チームにとって大きな意義がありますが、Rathwell 氏は、考え方に見られる変化も同じように大きな影響があると話します。「非常にうれしい最大の影響は、ツールに対する認識の変化です。彼らはそれが日常生活を快適にすることを理解しているのです。些末な作業ではなく、価値を高めるために時間を使うことができます。そして適切な情報を適切なタイミングで見つけることができます」と彼は説明します。「以前は説得できなかった従業員でさえも、現在はツールを使用しています。もう手放さないでしょう」

Cotant 氏は次のように付け加えます。「時間が経つにつれて、手作業による障壁を取り除き、優れたアドオンや統合を使用することで、従業員を納得させられました。私たちは、従業員が特定のプロセスの運用上の負担を軽減し、その後、自社のプラットフォームに新機能を展開するなど、実際に収益に影響を与える仕事に重点を置くことができるのを直接見てきました」

統合プラットフォームに取り組むことで、Roblox の非効率で面倒な社内プロセスの多くが最適化され、新しい (そしてより良い) 協力方法が明らかになりました。「以前は、私たちのチームはアトラシアンを製品スイートではなく個別のツールと見なしていました。しかし今では、Confluence と Jira で Jira マクロやスマート リンクなどを使用できるようになったので、相互のコラボレーションがはるかに簡単になりました」と Cotant 氏は説明します。「このタイプの統合は、コラボレーション、生産性、見つけやすさにおいて本当に極めて重要でした」

見つけやすさという点では、Cotant 氏はチーム・メンバーが探しているものをより速く、より簡単に見つけられるようになったことに気づきました。これは、アトラシアンのクラウドでの優れた検索機能だけでなく、移行プロセスの一環としてクリーンアップが行われたためです。「移行中、技術的負債に対処し、大量のドキュメントをクリーンアップできました。クラウドに移行すると、アトラシアンのクラウド・プラットフォームで、エコシステム内のすべての製品を検索できる、統一されたユビキタス検索エクスペリエンスに従業員は感嘆の声を上げました。これらにより、彼らがコンテンツを探し、カスタマー・サポートに費やす時間を大幅に削減できました」

入社して間もない頃から、Roblox が単なる子供向けゲームのプラットフォームではないことを Cotant 氏は知っていました。今、同社のチームは、アトラシアンのツールのおかげで、はるかに多くのことを達成できることに気づきはじめています。

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