RACI チャート テンプレート

無料の RACI チャート テンプレートは、プロジェクトのすべてのタスクについて、その役割と責任を明確に定義し、文書化するためのリソース プランニング ツールです。誰が作業しているのか、誰が意思決定をしているのか、誰が情報を提供するのか、そして誰が最新情報を必要としているのかが一目でわかる、プロジェクトの責任マップと考えてください。

テンプレートは、さまざまなプロジェクトにわたる役割の割り当てを把握できるよう一貫した形式になっており、説明責任を確立しやすく、見落としを防ぐことができます。プロジェクト管理ツールは複雑になりがちなものですが、RACI チャートは驚くほどシンプルです。通常、片側にタスク、上部にチーム メンバーを配置したマトリックスで、交差部分にはそれぞれ適切な RACI の指定があります。

RACI の意味

RACI の頭字語は、チーム メンバーに割り当てることができる 4 つの主要な責任タイプを略したものです。

• R - 責任者: タスクの完了を担当する個人 (または複数の人々)。すべてのタスクには少なくとも 1 人の責任者が必要ですが、複数の担当者を指定することもできます。

• A - 説明責任者: 最終結果を担当し、最終的な意思決定の権限を持つ人。当事者意識を明確に保つため、各タスクの責任者は 1 人だけにしてください。

• C - 相談先: 意思決定や行動の前に情報、専門知識、意見を提供する人。これには通常、双方向のコミュニケーションがとられます。

• I - 報告先: 進捗や意思決定について常に情報提供を受ける必要はあるが、情報を提供する必要のない人。これは一方向のコミュニケーションです。

RACI チャートの用途

RACI チャートは、複数のチームや部門による効率的なコラボレーションが必要とされる、複雑なプロジェクトで使用されます。シンプルで視覚的に参照できるため、誰が何をしているのか混乱することがなく、「担当してくれていると思っていた」というような会話を恐れる必要がなくなります。

RACI チャートを使用すれば、プロジェクトの各段階に誰が関与するのかを明確に特定できるので、ワークフローが合理化されます。この明確さによって、各自の関与レベルに応じて事前に期待事項を設定すると、プロジェクトのコラボレーションが向上します。RACI チャートを参照すれば、成果物についての連絡先がすぐにわかるため、チーム メンバーはその責任者を突き止めようと延々とメールを送ったりする必要はなくなります。

RACI チャート テンプレートの種類

標準の RACI モデルはほとんどのチームで使用できますが、テンプレートはさまざまなプロジェクトのニーズに合わせて調整できます。

• 基本の RACI: ほとんどのプロジェクトやチームで使えるクラシックな 4 つの役割モデルです。

• RASCI: 「Support」 (サポート) の「S」を追加しています。責任者をサポートしますが、自身が主に責任を負うわけではない人々です。

• RACI-VS: 厳しい承認要件がある規制対象の業界向けに、「Verify」(検証) と「Sign-off」(承認) の役割を追加しています。

Confluence で独自の RACI チャートを作成する場合は、基本のテンプレートから始めて、チームのニーズに合わせてカスタマイズできます。