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Sophos + アトラシアン

Atlassian Cloud に移行したことで、純粋なサポートから、プロセスの有効化とビジネスへの付加価値に焦点を当てられるようになりました。

Daniel Cave
シニア インフラストラクチャ エンジニア

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TBD

エンジニアによる、管理者から価値主導型の有効化への移行

Sophos は、Atlassian Cloud でサイバーセキュリティ、生産性、影響力を高めます

Sophos が地域企業からサイバー セキュリティのグローバル リーダーへと発展するにつれ、オンプレミスによるアトラシアンのインフラストラクチャやプロセスの管理はより複雑になっていきました。また、ソリューション パートナーである Adaptavist の協力を得てクラウドに移行したことで、Sophos は世界中の従業員の数を 3 倍に増やしながら、同時に、サービスの可用性を高めました。

Sophos は、社内システムを改善することで、現在のような世界的なサイバー セキュリティのパイオニアにまで成長することができました。

2000 年代初頭、Sophos のエンジニアリング チームは、プロジェクト管理、製品開発、およびコラボレーションのために、サーバー ベースによるアトラシアン製品のデプロイを開始しました。使用量の増加に伴い、チームは Atlassian Data Center にアップグレードし、パフォーマンスと安定性を向上させるための完璧な暫定的ソリューションを手に入れました。

Sophos は時と共に成長を続け、それに伴いニーズも変化し続けました。Atlassian Cloud への移行は、チームがすでに慣れ親しんで使用してきたツールを引き続き使用しながら、チームに更なる力をもたらし、可能性を広げる機会をもたらしました。Sophos は、Atlassian Migration Program とソリューション パートナーである Adaptavist の支援を受けて移行したことにより、300% 近くの人員増加を経験したにもかかわらず、可用性を高め、戦略的ビジネス パートナーとしての IT の役割を強化し、ワークフローを合理化することができ、世界中の企業に優れたサイバー セキュリティを提供するという本来の使命に集中できるようになりました。

エンジニアによる作業や業務全般が、想定外の出来事により中断されることはもうありません。今では、安定性やパフォーマンスの問題に対処するだけでなく、どうすればユーザーの生活をより良くすることができるかを考えることができます。

Rajeev Kapur
エンタープライズ エンジニアリング担当ディレクター

効率化と実現性のための簡素化

2019 年に Jira Software と Confluence をサーバーから Data Center にアップグレードした後も、人員増加、グローバル展開、アトラシアン ツールの幅広い導入により、Sophos のインフラには負担がかかり続けていました。膨大なユーザー数やアクティビティ数により、負担が管理できなくなりつつあったのです。

その変化のペースも加速していました。「すべてが以前よりも速く動いています。そして、ビジネスの動きが速くなれば、当然、IT もより速く運営されなければなりません」と、Enterprise エンジニアリング担当ディレクターの Rajeev Kapur 氏は言います。チームはイノベーションのために新しいツールやアジャイル プロセスをテストしたいと考えていましたが、ソフトウェアがファイアウォールの内側にあったため、新しいテクノロジーの統合は困難な状況にありました。さらに、IT 部門は問題の修正に大半の時間を費やしていたため、戦略的なプロジェクトや将来を見据えたイニシアチブに割くことのできる時間はほとんどありませんでした。

クラウド移行は、あらゆる面で最適化する機会を提供するものでした。「同じことを複数の方法で行っていては、ビジネスを成り立たせることはできません」とシニア インフラストラクチャ エンジニアの Daniel Cave 氏は言います。「クラウドへの移行は、混乱を解消し、テクノロジーとプロセスの双方向から問題点を改善する良い機会となりました」

最適化と簡素化という焦点は、Sophos の移行プロセスにとっての絶対的な指標となりました。「クラウドへの移行には、それを行うための重要な理由が必要となり、それをチームやユーザーにとってのスローガンにする必要があります。私たちにとってのそれは、簡潔さと有効化でした」と Cave 氏は説明します。「私たちの理念は、システムの構成や管理に無限の時間を費やすべきではないということです。それは自動的に動作し、それぞれがしかるべき作業に当たることを可能にするべきものです。⁠— Atlassian Cloud に移行したことで、私たちは導入の促進、効率の向上、そして将来を見据えることに焦点を移すことができました」

移行による成功は波のようにやってくる

移行が決まると、次に問題になるのはその方法です。Sophos は、システム全体を一度にリフト アンド シフトすることを検討しましたが、最終的には最適化とシフト (アトラシアンが推奨するアプローチ)を行い、できるだけ早く価値を示すためにインスタンス単位で移行することにしました。また、それぞれのタイミングを押し寄せる波のようにずらすことで、プロジェクトの導入を促進する狙いもありました。

IT 部門は、Confluence と Jira Software のどのプロジェクトがリンクされていて、それらを 1 つのユニットとして移行できるかを特定するための、蜘蛛の巣の演習から計画プロセスを開始しました。そして、各事業分野から主要な関係者を集めて、移行の計画やテストに協力させ、チーム内のチャンピオンの役割を担わせました。「各事業単位における主要な意思決定者、つまり技術担当者と最も影響力のある人材の両方に参加してもらうという方法があります」と Cave 氏は提案します。「彼らは、価値提案、複雑さ、さらにはそこから得られるものと得られないものを理解し、その情報をそれぞれのチームへと持ち帰ったのです」

IT 部門は、エラーが発生した場合に最も大きな影響を受ける事業単位を中心に次のフェーズを計画しました。この波に備えるにあたっては、計画やテストにさらなる時間をかけ、リスクを最小限に抑えることに努めました。「移行を成功へと導くためには、関係者の管理とユーザーによる受け入れテストが必要不可欠です。なんといっても、正直さと一貫性がものをいいます」と Kapur 氏は語ります。

関係者とのコミュニケーションを円滑にするため、あるアトラシアンの管理者は、社内でプレス リリースを作成し、新機能への期待値を設定するとともにチームを盛り上げました。

私の立場は、データベース管理者 (DBA) から有効化の担い手へと完全な変化を遂げました。今では効率性や改善点、さらにはシステムの活用について話したいという人が集まってきます。そして、ビジネスの運営効率により大きな影響を与えているのは、まぎれもなく、この人たちなのです。"

Daniel Cave
シニア インフラストラクチャ エンジニア

プロセス全体を通じた提携と問題の解決

Sophos の各移行段階において、IT 部門は Jira Cloud Migration Assistant (JCMA)Confluence Cloud Migration Assistant (CCMA) を使用して、計画と実装を行いました。「移行ツールがデータの大部分を処理してくれるだろうと楽観的に考えることが重要です」と Cave 氏は言います。「そうすることで、運用システムを構築するための最短の方法に集中することができます」

また、Adaptavist は移行計画に関する専門知識のほか、テストや技術サポートを提供する上でも非常に貴重な役割を果たしました。Kapur 氏は、「私たちにとって、Adaptavist はまさにプロジェクト チームの一員でした。パートナーを迎え入れることによって得た知識、アプリ ベンダーとのつながり、経験が、移行プロセスの迅速化という結果を生みました。また、Atlassian Cloud で何ができるかを関係者やユーザーに説明するなど、ユーザー エンゲージメントの観点からも大いに貢献しました」と振り返ります。

アトラシアンの API もまた、プロセスの合理化に一役買いました。「Atlassian Cloud の API を見てみれば、その機能が理解できるはずです。プロジェクト全体を通して、API が管理に対する大規模なソリューションを提供した事例は数多く存在しました」と Cave 氏は説明します。「たとえば、段階的な移行を可能にするため、コンテンツを事前に「読み取り専用」にし、クラウド環境への移行後に「読み取り/書き込み」にするプロセスを作成しました。そのためには、オンプレミスのデプロイとクラウドの両方で Jira の権限スキームをまとめて切り替える必要がありました。最初のイテレーションは、1 人のエンジニアが手作業で数時間かけて行いました。2 回目のイテレーションでは、API に基づいたスクリプトが自動的に実行されました」

アトラシアンと Adaptavist のリソースとガイダンスを活用し、Sophos は移行の大部分を約 6 か月で完了しました。チームはクラウドでの作業から得られる恩恵を早くも受けていて、今後のさらなる機能強化も見据えています。

生活や収益の向上に集中できる自由を手に入れる

Sophos が Atlassian Cloud でコラボレーションするようになった今、組織全体、ひいては世界中のチームが中断することなく安心して作業できるようになり、 IT 部門はより生産的で戦略的なビジネス パートナーとして役割を果たすことができるようになりました。

「Atlassian Cloud での可用性は間違いなく向上しています。チームの考え方が「なぜ Jira に課題があるのか」から「どうすれば Jira でこんなことができるのか」へと変わりました」と Kapur 氏は語ります。「今では、安定性やパフォーマンスの課題に対処するだけでなく、どうすればユーザーの生活をより良くすることができるかを考えることができます」

Cave 氏は、この変化が個々の従業員にとっても、組織全体にとっても有意義なものだったと言います。「私の立場は、データベース管理者 (DBA) から有効化の担い手へと完全な移行を遂げました」私たちはもはや DBA やサーバー エンジニアの集まりではありません。効率化や改善点、さらにはシステムの活用に重要性を見出す従業員を集め、育成しているのです。そして、ビジネスの運営効率により大きな影響を与えているのは、まぎれもなく、この人たちなのです」

Sophos は、効率性の面においてもネイティブのクラウド機能のおかげで生産性が向上したことに満足しています。「Jira Software の自動化は、業務の迅速化、管理の改善、および新しい実践の採用に役立っています」と Kapur 氏は述べます。「たとえば、スプリントが開始されると、そのスプリントに含まれるものはすべて自動的に調整され、社内の顧客に対して最新ステータスが提供されます。このような自動化は、より速く、よりスムーズに、そしてより簡単に、作業をリクエストする人々により優れたエクスペリエンスを提供します」Cave 氏は、「自動化はとてもシンプルなため、誰でも使うことができます」と付け加えます。

これもすべては、Sophos による移行がもたらした簡易化と実現性という目標の達成に結び付いています。「私たちには、使いやすさを追求したシンプルな製品が揃っています。そして、従業員がより多くの成功を収められるよう、社内でも同じことをしたいと考えています。負担はかからないはずです。問題なく機能するはずです」と Cave 氏は言います。「Atlassian Cloud に移行したことで、純粋なサポートから、プロセスの有効化とビジネスへの付加価値に焦点を当てられるようになりました」

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