アトラシアン、ハイブリッドワークを支援する Confluenceの新機能を発表


それぞれの場所からインタラクティブな同時コラボレーションが可能に

チームのコラボレーションと生産性向上を支援するグローバルリーディングSaaS企業のアトラシアン(NASDAQ: TEAM)は本日、Confluenceに働く場所を問わずチームメンバー同士のインタラクティブな同時コラボレーションを実現する新機能を搭載したことをお知らせいたします。ページにまとめた情報をプレゼンするのに役立つプレゼンターモードをはじめとする5つの新しい機能で、ハイブリッドワークにおけるより充実したチーム・コラボレーションを支援します。

新型コロナウイルス感染拡大を受け多くの企業がリモートワークへの移行を経験しました。ハイブリッド型を含めリモートワークが好ましいと考える日本の従業員は、2020年の77%から84%に上昇しています。また、69%の従業員の働き方は雇用主によって決定されるケースが多いことから、日本企業が本格的にハイブリッドワークを導入し始めたことがわかります。さらに、働く時間を一部または、全部を自由に設定できる従業員は昨年の36%から44%へと増加しており、企業も従業員も新しい働き方を取り入れようとしていることが推察できます。

一方で、リモートワークの導入によって日本の組織および管理職と従業員の間に摩擦が生じていることも明らかになっています。またハイブリッドワークへの移行に対して、日本の従業員の48%はこれらの環境への適応能力がより重要になってきていると考えており、37%が新しいシステムやツールの学習がますます重要になってきていることを自覚しはじめています。*
*アトラシアン2021年版リモートワークに関するグローバル調査

今後、メンバーとの共同作業を考慮したコラボレーション手法がさらに必要となり、この度Confluenceに搭載した新しい機能は、企業とチームが直面するこれらの課題解決をサポートします。

プレゼンターモード:ページをプレゼンターモードに切り替えると、サイドパネル、オプションメニュー、ページ内にあるインラインコメント等、プレゼンをするに当たって不要な情報は自動的に非表示になります。ページをスクロールしていくと、説明をしている箇所が強調され、その他の箇所が薄くなるので、物理的に離れた場所にいても、見てもらいたい箇所に視線をコントロールすることができます。カーソルの形状もポインターに変更され、特定の場所を指し示すこともできます。また、会議でプレゼンをすると、プレゼンしたページや情報へのリンクをメールやチャットで送って共有するという作業が伴うものですが、プレゼンターモードでは、該当ページへすぐにアクセスすることができるQRコードが表示されるため、別途リンクを送るという手間をかける必要がなくなります。

表データの視覚化:数クリックでページ上の表データを、簡単に円グラフ、線グラフ、棒グラフに変換することができるようになりました。題名や色、凡例の表示場所などのカスタマイズも可能です。

ページのステータス:各ページに、情報のステータスを明示する機能がつきました。ステータスは、標準で提供されているものの中から選ぶことも、独自のステータスを設定することもできます。

カスタムパネル:たくさんの文字情報から重要な情報を目立たせるため、背景に色がついた「パネル」を挿入することができますが、これまではアイコンと背景色が固定された5種類のパネルが規定で提供されていました。この度、伝達したい情報の性質に合わせ、背景色の変更や絵文字の利用など、パネルを柔軟にカスタマイズすることが可能になりました。

40種類以上の新テンプレート:あらゆる役割をもった部門に適したテンプレートや個人の作業を支援するもの、リモートワークで重宝する各種報告のためのテンプレートなど、新たに40種類のテンプレートが追加されました。

さらに、すでにリリースされている以下Confluenceの機能を活用することにより、より充実したハイブリッド型コラボレーションが可能になります。

複数のページ抜粋を包含可能にアップデートされた新しい「抜粋マクロ」:これまでConfluenceでは、この問題を解決するためコードなしでページのコンテンツの一部を他のページで再利用できるようにする抜粋マクロ機能を提供していました。今秋の更新で、この抜粋マクロが改善され、同一ページ上の複数のコンテンツを個別に抜粋することが可能になっています。これにより、複数のコンテンツを含む更新用のページを1つ作成し、必要な箇所を必要なページで参照すれば、元のコンテンツの更新と同時にすべての参照ページ上のコンテンツも更新されるため、ページ間でコンテンツが最新かどうかを確認する必要はありません。

テンプレートにおけるビジュアル要素のサポート:カスタムテンプレート作成機能が強化され、画像やGIF、ロゴなど、視覚的な要素をあらかじめ設定することができます。

Confluenceの5つの新機能は、本日から12月末頃を目処に順次展開する予定となります。詳細は、アトラシアンブログをご参照ください。

12月15日(水)オンラインイベントでConfluence新機能を発表
イノベーションを継続的に創出できる組織の在り方について議論し、変革に挑む日本企業のヒントになる情報をお届けする「Atlassian TEAM TOUR Tokyo」。「調査結果から見えてきた新しい働き方に関する日本企業の課題とその乗り越え方」(16時10分~)のセッションにてConfluence新機能についての概要を説明いたします。参加ご希望の方は、広報代理フィンズベリー・グラバー・ヘリング(メール: Atlassian-JP@fgh.com) までお問い合わせください。


アトラシアンについて
2002年豪州シドニーで創業。あらゆるチームの可能性を解き放つことを企業のミッションとし、チームによる作業の整理、議論、完遂を支援するコラボレーションソフトウェア開発を手掛けています。アトラシアンの顧客はバンク・オブ・アメリカ、レッドフィン、NASA、ベライゾン、Dropboxなど236,000社を超えています。顧客企業はプロジェクト管理、コンテンツ作成・共有やサービス管理ツールを利用することでチーム・コラボレーションを実現し、期限内に質の高いサービスや製品を提供することができます。 主要製品はJira Software(ソフトウェア開発プロジェクト管理)、Confluence(コラボレーション)、Trello(タスク管理)、Bitbucket(ソースコード管理)、Jira Service Management(ITSM/ESM)、Jira Work Management(ビジネスプロジェクト管理)、Jira Align(エンタープライズ・アジャイル・プラニング)などがあげられます。日本法人のアトラシアン株式会社は2013年の設立以来、日本語によるお問い合わせ対応や技術サポートの提供、マーケティングなどの業務を行っています。