DonorsChoose.org
DonorsChoose.org は非営利団体であり、その使命は、困窮する教室を誰でも支援できるようにすることです。アジャイルな非営利団体である同組織は、Jira による自分たちの働き方はテクノロジー企業と何ら変わりないと考えています。
業界
非営利団体
場所
ニューヨーク州ニューヨーク
企業規模
0 - 500
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「2006 年に、テクノロジーだけで成り立っている非営利組織を見つけたのは本当に幸運だと思います。私たちのように、100 人のスタッフで 1 億 2000 万ドルの寄付を集めて毎年 200,000 を超えるクラスルーム プロジェクトを実施し、社会的影響を拡大できるのは、デジタルの世界ならではです」
Oliver
DonorsChoose.org、CTO
非営利団体である DonorsChoose.org は、困窮する教室を誰でもサポートできるようにします。非営利団体ですが、彼らの CTO 兼製品責任者は Jira による同組織のアジャイルな働き方はテクノロジー企業と何ら変わりないと考えています。
衣類や教室の備品などの基本的なニーズからテクノロジーまで、DonorsChoose.org は公立学校のクラスルーム プロジェクトへの直接寄付を促進する非営利団体です。彼らの使命は困窮する教室を誰もが簡単にサポートできるようにして、あらゆるコミュニティの生徒が必要なツールと経験を手に入れて良い教育を受けられるようにすることです。この組織を 2000 年に設立した元公立学校の教師である Charles Best は、よく私財を投じて生徒のための物資を購入していました。彼は学校が必要な教材を個人が供給できるプラットフォームを構想して、彼の生徒たちの助けを借りてサイトの最初のバージョンを自分の教室に構築しました。DonorsChoose.org 設立以降、100 万件を超えるクラスルーム プロジェクトのリクエストに資金が提供されています。支援は米国の公立学校の 78% に及んでいます。彼らの働く文化と製品の DNA には、透明性と信頼が組み込まれています。
Jira は組織全体で仕事を連携させる優れたソリューションです
Susan、Oliver、Kimberly、Ghita は全員、DonorsChoose.org サンフランシスコ オフィスのチーム メンバーです。組織全体で仕事を連携させるという点で、Jira は優れたソリューションです。DonorsChoose.org では、バグ トラッカーとして Jira を使用し始めましたが、時間が経つにつれて用途が広がり、ニューヨーク市やサンフランシスコを始めとする複数の拠点で働く従業員間のチームワークが促進されました。当初はサーバーを使用していましたが、アクセシビリティ、セキュリティ、リフト管理の低さを考慮してクラウドに移行しました。
Oliver、Sue、そして 19 人のエンジニアリング製品部門の同僚が、バグ、タスク、プロジェクトを Jira で追跡しています。また、彼らはリクエストをトリアージして Jira のアジャイル機能を使用しています。中でもバックログは頼りになる存在で、すべてのエンジニアが信頼できる唯一の情報源として使用しています。チームの最上級エンジニアの 1 人である Sue にとって、Jira は毎日の仕事に欠かせないツールです。「カレンダー、メール、そして Jira は、いつもブラウザーで最初に開くタブです」と彼女は言います。エンジニアリング製品チームは週次リリース ミーティングを開いて、タスクを Jira で一緒にレビューしています。その後、チームのメンバーはリリースのハイライトと Jira へのリンクを記載した概要メールを組織全体に送信して誰もが追跡できるようにして、ワークフローの透明性を維持しています。技術者以外のチーム メンバーも、Jira によってプラットフォーム上のプロジェクトや課題のステータスを追跡しています。
Jira を通じてオープンな働き方を実装することで、チームワークを強化するためのその他のプラクティスを試せます。
DonorsChoose.org の透明性は、組織文化を反映しています
Jira のおかげで作業がスムーズに進むようになり、11 年前のサイト開設当初は 300 万ドルだった寄付支援が 2017 年には 1 億 2000 万ドルまで拡大しました。DonorsChoose.org は非営利団体ですが、Oliver は Jira による同組織のアジャイルな働き方はテクノロジー企業と何ら変わりないと考えています。「ほぼすべての非営利団体がテクノロジーを必要としていますが、DonorsChoose.org について考えると組織全体が技術プラットフォームによって成り立っています」と彼は言います。「2006 年に、テクノロジーだけで成り立っている非営利組織を見つけたのは本当に幸運だと思います。私たちのように、100 人のスタッフで 1 億 2000 万ドルの寄付を集めて毎年 200,000 を超えるクラスルーム プロジェクトを実施し、社会的影響を拡大できるのは、デジタルの世界ならではです」
このプラットフォームは、教師、寄付者、企業パートナー、ベンダー間のつながりを促進します。サイトでプロジェクトに資金が集まると、DonorsChoose.org のバックオフィスがプロジェクトを実行に移します。寄付金を現金の形で教師に提供するのではなく、さらに一歩進んで本から校外学習用のスクール バスまですべてをチームが調達します。彼らは支援者が寄付金の使い道について信頼できるようにしたいと考えています。そのため、すべてのプロジェクトに費用の内訳が記載された項目別のマニフェストを付けています。教師にとっても、教材を送ってもらうほうが物資の購入や配送を心配せずに教育に集中できるため役立ちます。
プラットフォームの透明性は DonorsChoose.org で培われたオープンで情熱的な文化を反映しており、Jira のように彼らが選んだツールにも反映されています。使命に対する熱意を共有しているため、チームには紛れもない強い絆があります。彼らは目を輝かせて、この職場で働けて本当によかったと語ります。「多くの従業員は、使命、そして使命に関連する自分自身の経験によって、ここに導かれました」とパートナーシップ マネージャーの Kimberly は語ります。彼女は続けます。「私はニューヨークと南フロリダの公立校に通っていたのですが、そのときに資金援助がいかに学校に影響を与えるかを目の当たりにしました。DonorsChoose.org は教育を民主化する手段です」Sue が口を挟みます。「通常、エンジニアリング チームが仕事を通してサポートした生徒からのお礼状を読んで涙を流したりすることはありません。同じ志を持つ人に囲まれているのは本当にすばらしいことです」
「それは、小さな作業が積み重なって全体としての製品が完成したときです」
DonorsChoose.org で最も誇らしく感じたのはどんなときですか、という問いに、Sue は「それは、小さな作業が積み重なって全体としての製品が完成したときです」とテーブル越しにチームメイトに微笑みかけます。Oliver は付け加えます。「先日、資金提供を受けたクラスルーム プロジェクトが 100 万件に到達しました。製品が完成するまでのすべての作業を振り返ってみて、驚きました。もう開設当初のサイトの様子を思い出すことすら難しいです。Sue と私がサイトを始めてから、もう 11 年以上経っています」
今後の展望について、Jira の助けを借りて教室に資金を提供して迅速にイノベーションを起こす新しい方法を模索し続けることで、これらのプロジェクトを実現したいと語っています。「当サイトの寄付の 50% は企業パートナーからのものです。そのため、エンジニアリングの観点からは、教師や一般市民の支援者だけでなく、企業パートナーを対象とした製品や私たちの同僚が依存しているバックオフィス システムもサポートするように取り組んでいます」と Oliver は言います。そして、Jira によって迅速にイノベーションを起こして大きな影響を与え続けられることを彼らは確信しています。