アトラシアンによるHalp社の買収について

本ブログは、こちらに掲載されている英文ブログの翻訳です。万が一内容に相違がある場合は、原文が優先されます。


By Steve Goldsmith
Head of Product, Integrations

農業界のDevOpsチームとフィットネス業界の人事チームにはあまり共通点がないと思われるかも知れません。彼らは異なる専門領域を持ち、異なる顧客にサービスを提供し、異なる優先事項を追っています。しかし両者とも、業務を遂行するためにSlackのようなメッセージングアプリに頼り、急速に成長している組織だという共通項があります。そしてSlackは彼らのコラボレーション文化の屋台骨であるため、Emailやその他ツールとの行き来をせずにSlack内で作業を完結することができればできるほど、業務フローを分断されることが少なくなります。思考を中断されることも、個別にログインを要求されることもなく、さらにITチームにとっては余計なメンテナンスの手間も削減されます。

アトラシアンは本日、まさにそのような課題を解決する製品を提供しているHalp社を、アトラシアン ファミリーの一員として迎える発表ができたことを嬉しく思います。Halpは、チームの働き方を根本的に変える新しい次元のアプリケーションです。リアルタイムメッセージングが企業に普及するにつれ、既に投資したメッセージツールに組み込むことができるソリューションに対する要望が高まっています。

Halpは、Slackをヘルプデスクソリューションへと変化させることができ、問い合わせ対応にメッセージングアプリを利用しているITやセキュリティ、法務、財務およびサポート等を始めとする、あらゆるチームで活用することができます。SlackワークスペースにHalpを追加すれば、シンプルな絵文字リアクションを使ってメッセージをリクエストの進捗や成果を管理するチケットへと変換することができます。Halpは、標準機能でシンプルに問い合わせを管理できるだけでなく、ワークフローのカスタマイズも可能です。いずれの方法でもHalpは、Slack内で要求が適切にルーティングされ、迅速な解決がされることを保証します。

Slackの事業開発および経営企画担当VPであるブラッド・アームストロングは次のように述べています。「当社の戦略的パートナーであるアトラシアンの新たな取り組みに大いに期待しています。チケット管理ソリューションにおいてメッセージ重視のアプローチをとるHalpは、Slackのチャンネルで連携しているあらゆるチームにとって非常に有益なツールです。今後アトラシアンと共に事業の発展に取り組むことで大きなビジネスチャンスが生まれるとみています。」

例えばJira Service Desk等の高度なITSMソリューションを既に利用している場合でも、Halpは既存のソリューションとシームレスに統合してそのワークフローを活かすことができるため、社内の一部がHalpを単独で利用することを好む場合も併用することができます。また、Confluenceとも双方向の連携機能を提供しているため、ナレッジベースと接続することも可能です。Halpは、社内のユーザーが日々利用しているメッセージングツール内でのやり取りを継続させながら、選択されたサポートツールが真に組織全体の正式な指定システムとして機能することを確実にします。

Halpを開発したチームはすでに好調なスタートを切っていますが、彼らの世界最高のメッセージ・ネイティブ・アプリを作るというミッションをアトラシアンが全力で後押しできることにワクワクしています。既存のHalpユーザーの皆様におかれましては、JiraやConfluenceとのより深い(そして新しい!)連携にご期待ください。また、Microsoft Teamsを利用しているお客様のサポートにも尽力してまいります。

メッセージングアプリはチームの働き方を進化させてきましたが、Halpのような強化は、さらに生産性を一段と高めることができます。Halpは、Adobe、Home Depot、GitHub、Slack、ClassPassを含む何千という企業の社内オペレーションチームに日々活用されています。halp.comにて、是非あなたのチームもHalpを今すぐ体験してください。