Jira Service Management Cloudの新機能まとめ – 2023年2月版

先日ロンドンで開催された「High Velocity ITSM」では、Jira Service Management の新機能や改善が数多く発表されました(詳しくは、こちらの投稿をご覧ください)。この投稿では最近 Jira Service Management に公開された機能や近日公開予定の機能について、スクリーンショットを交えながらご紹介します。また、本文の最後にお得なキャンペーンのご案内もあります。

インシデント対応に Zoom

Jira Service Management に Zoom のアカウントを接続できるようになりました。課題ビューから Zoom ミーティングを作成でき、インシデント発生時にすぐにミーティングを起動して、エージェントや応答者、関係者がリアルタイムで話をしながら、解決に向けて作業することができます。Zoom のリンクにアクセスできれば誰でもミーティングに参加できます。

設定方法についての詳細は、こちらのドキュメントをご覧ください。

AIを搭載したバーチャルエージェント

近日中に Jira Service Management Cloud の Premium および Enterprise プランで、バーチャルエージェント機能をご利用いただけるようになります(英語のみ対応)。

  • 難易度の低いサポートを自動化: よくある問い合わせへの対応を自動化することにより、チームメンバーがより重要な作業に集中できます。
  • やり取りをシームレスに人へ移行: あらかじめ収集された情報や優先順位、インサイトがエージェントに提供されるため、複雑な問題を迅速に解決できます。
  • バーチャルエージェントの設定と管理が簡単: Jira Service Management のバーチャルエージェントは、お客様が提供するサービスに合わせて最適化されるため、コードを書いたり、データサイエンティストが介入する必要がなく、すぐに改善を行うことができます。

ベータ版の待機リストに登録いただくと、この機能をいち早くお試しいただけます。

今年後半に公開予定のバーチャルエージェントのフローとメトリクス

AWS Simple Notification Systems (SNS) トピックへのインシデント通知の発行

インシデント発生時に Jira Service Management から AWS SNS トピックに自動でメッセージを発行することで、常に関係者にサービスの最新状況を知らせることができ、迅速なインシデント対応が実現されます。

AWS SNS へのメッセージ発行の自動化についての詳細は、こちらのドキュメントをご覧ください。

新しい自動化: AWS Systems Manager のドキュメントを実行

Amazon Web Services (AWS) 上のサービスに影響を与えるインシデントが発生したとき、AWS Systems Manager ドキュメントを実行するアクションを自動化することで、問題を迅速に解決できます。例えば、Jira Service Management から自動で EC2 サーバーを再起動することが可能です。本機能は、この2月に公開予定です。

Opsgenie のオンコール スケジュールを使用した課題の自動割り当て

インシデント発生時のアラートを管理できる Opsgenie であらかじめオンコール スケジュールを設定しておけば、これを使用してオンコールのエンジニアへの課題の通知を自動化できます。これにより、迅速に課題に対応できるようになります。

ラベル、影響を受けるサービス、アセット オブジェクトがフォームで利用可能に

Jira Service Management のフォームを使用して、オブジェクト、サービス、そしてラベルを追跡できるようになりました。

最近のリリースで、フォームにラベル影響を受けるサービス (Affected services)アセット オブジェクトが追加され、特定のプロセスや受け取る情報の質を向上するのに活用できます。

フォームに新たに加わったアセット オブジェクトフィールドは、ノートPCやキーボードといったオブジェクトを追跡するフィールドとして使用できます。アセット オブジェクトのフィールドをフォームに追加し、「リンクされた Jira フィールド」で対象となるアセットを選択するだけで、このフィールドの機能をフルで利用できるようになります。

変更管理のためのリスク評価テンプレート

変更に伴うリスクを評価するためのテンプレートが新たに追加され、クリティカルな変更リクエストに関する情報を記録できるようになりました。これにより、エージェントは評価に必要な情報を集めることができるため、より効率的にリスクを評価し、適切な関係者を意思決定に関与させることができます。

画面左のメニューより、[プロジェクト設定] > [変更管理]と進み、[Create form (フォームを作成)] をクリックすると、プロジェクトにリスク評価のテンプレートを追加することができます。


最後に、Jira Service Management をお得に始められるキャンペーンのご案内です!

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この機会に是非、Jira Service Managementのご利用をご検討ください。