チームワークの次の時代に向けて:Teamwork Collection の最新アップデート

本記事はこちらのBlog記事の翻訳です。内容に差異がある場合は原文を正とします。

6つのタブを行ったり来たりしながら、あるツールの内容を別のツールにコピペして、「そもそも企画書、誰か読んでくれたのかな…」と思った経験、誰しもあるのではないでしょうか。AIがこうした課題を解決してくれるはずでしたが、実際に多くのチームが手にしたのは、画面の端に付け足されたチャットボットだけでした。

私たちは、AIは優秀なチームメイトのように機能すべきだと考えています。仕事が行われている場所にそのまま現れ、状況を理解し、実際に物事を前に進める。別ウィンドウからでもなく、長いプロンプトを書いた後でもなく、プロジェクトの中、ページの上、チケットの中で、すぐに動く。

それが、まさに今回お届けするものです。Team ’26 Anaheim にて、Jira、Confluence、Loom、Rovo にまたがる一連のアップデートを発表しました。AIエージェントとチームメンバーが文字通り「同じページ」で仕事をする世界です。アイデアがそのまま実行に移り、エージェントが実際のプロジェクトからコンテキストを取得し、「人の仕事」と「AIの仕事」の境界線が消えていきます。

それでは、詳しく見ていきましょう。

AIツールを実際の仕事に活かす

エージェントは、チャット画面や別のサイドツールに閉じ込められているわけではありません。チームメイトと同じコンテキストを持ちながら、Jira の中で動きます。

Agents in Jira(一般提供開始)は、作業項目のアサインや Jira のバグに対するコードの更新など、タスクのオーナーシップを持って対応します。エージェントは、アサインされた作業項目、コメントで@メンションされた作業項目、特定のステータスに移行した際に自動的に呼び出された作業項目など、作業項目から直接コンテキストを取得します。Atlassian 純正の Studio エージェントは、Amplitude、Canva、Cursor、Figma、Gamma、GitHub Copilot など、チームがすでに利用しているサードパーティツールとも連携して動作します。

すべてのエージェントのアクションは、完全な監査証跡とともに Jira に記録されます。管理者はどのエージェントをどこで実行するかを制御でき、チームは適切なエージェントを選んで仕事を任せられます。エージェントとチームメイトは同じ Jira のスペースで一緒に仕事を進めます。これらが合わさることで、AI ネイティブな組織の基盤が生まれます。チームメンバーと同じ説明責任、可視性、ガードレールを備えたエージェントが、実際の仕事のオーナーシップを持つ世界です。

 

エージェントの活躍は Jira にとどまりません。Third-Party Agents in Confluence(オープンベータ提供中)では、チームメイトに@メンションするのと同じように、Confluence ページ上でエージェントに@メンションできます。Lovable、Replit、Databricks、Gamma などのエージェントがページのコンテキストを読み取り、連携ツール全体でアクションを実行します。アイデアが、情報の信頼できる唯一の情報源(Single Source of Truth)から離れることなく、成果へとつながります。

 

 

コンテンツをもっとビジュアルに、もっと伝わりやすく

正直なところ、テキストの壁を読みたい人はいませんよね。チームは意思決定や計画、調査結果を書くことに何時間も費やしますが、読む側の半分は流し読みしてしまいます。情報はそこにあるのに、フォーマットが適切でないために伝わらないのです。Remix with Rovo(ベータ提供中)は、すでに書かれたテキストコンテンツの活用方法を一変させます。

使い方はシンプルです。Confluence ページ上の任意のコンテンツを選択するだけで、チャート、タイムライン、インフォグラフィック、地図、組織図、象限図、フリップカードなど、さまざまなビジュアル形式に変換できます。元のコンテンツには一切手を加えません。Remix with Rovo は、Confluence ページの内容をもとに、テキストをビジュアルに変換します。ビジュアル要素を含む Confluence ページは、含まないページと比較して約2倍の確率でより多くの人に読まれます。Remix with Rovo を使えば、デザイナーの助けも別のツールも必要ありません。

Confluence slides(今月ベータ提供開始)では、AIが生成したプレゼンテーションを数秒で作成できます。この機能は Teamwork Graph(チームの実際の働き方を可視化する Atlassian 独自のマップ)の上に構築されており、Rovo が Atlassian アプリ全体からコンテキストを取得して、関連情報をすべて含んだスライドを生成します。チームの仕事に基づいたコンテキスト豊富なスライドを作成するには、Rovo にスライドの作成や編集を依頼するだけ。スライド構成の決定、コンテンツの作成、チャートやグラフなどのビジュアライゼーションの作成まで、Rovo がすべて行います。さらに、別のツールに切り替えることなく、Confluence 上で直接プレゼンテーションを行えるため、ナレッジの共有、コラボレーション、チームの認識合わせが Confluence の中で完結します。

計画から実行へ移るタイミングでは、Create with Rovo in Jira(ベータ提供中)が、計画から実行までの流れをつなぎます。Confluence のドキュメント、会議のサマリー、メールスレッドを、構造化された Jira の作業項目に自動変換します。これにより、チームは最大30%速く仕事を始められ、調整にかかるオーバーヘッドも削減されます。さらに Rovo は、作業項目の生成、ステータス更新の記述、大きな作業の細分化まで、すべて Jira の中で実行できます。

Loom でAIエージェントにブリーフィング、バグ修正もスピードアップ

テキストだけのプロンプトでは、コンテキストが伝わりきりません。Agent briefings in Loom(ベータ提供中)では、チームメイトに話しかけるのと同じように、エージェントに指示を出せます。見せたいものをそのまま見せるだけです。

要件、デザイン、フィードバックのウォークスルーを録画するだけで、あなたの発言、画面操作、クリック内容が音声・映像・操作を組み合わせた情報としてキャプチャされ、エージェントが行動に移せる構造化プロンプトに変換されます。そこから Loom がアクションプランの候補を生成し、ワンクリックで Jira の作業項目に変換できます。チームはすでに Loom を使ってお互いにブリーフィングしています。これからは、同じ方法でエージェントにもブリーフィングできます。

 

この「見せて伝える」力は、バグ報告にも活用できます。Bug reporting with Loom and Jira(一般提供開始)により、誰でも数秒で開発者が対応可能なバグレポートを作成できます。Dia または Chrome 拡張機能を使って Loom を録画するだけで、デバイス情報、コンソールログ、ネットワークデータがバックグラウンドで自動的に収集されます。Loom がこれらの詳細な開発者向けコンテキストを Jira の作業項目にまとめ、Rovo Dev に割り当てれば自動的に修正案を作成できます。新機能のブリーフィングでもバグの報告でも、Loom は「気づき」から「アクション」への最短ルートを提供します。

 

 

Teamwork Collection を今すぐ試そう

ここで紹介したすべてのアップデートは、Jira、Confluence、Loom が Teamwork Graph という同じ基盤を共有しているからこそ、より効果的に機能します。Jira でアサインされたエージェントは Loom の録画からコンテキストを取得し、バグレポートは Rovo Dev が対応できる完全な作業項目になり、Remix がページをプレゼンテーションに変え、Loom の録画がブリーフィングとなって構造化された作業を生み出します。

皆さんがこれらの機能でどんなことを実現するのか、とても楽しみにしています。

Teamwork Collection の詳細はこちら

Team ’26 のその他の発表もチェック

これらの Teamwork Collection の機能は、年次ユーザーカンファレンス Team ’26 Anaheim にて発表されました。他にも多数のエキサイティングな発表が行われています。ライブ配信およびオンデマンドセッションで、最新情報をぜひご確認ください。