Mindville社の買収について

Mindvilleの買収を発表

本ブログは、こちらに掲載されている英文ブログの抄訳です。万が一内容に相違がある場合は、原文が優先されます。


Noah Wasmer
Head of Tech Teams

本日アトラシアンは、スウェーデンを拠点とする資産・構成管理ソリューション企業であるMidvilleを買収したことを発表いたします。NASA、Spotify、Samsungなどを含む1,700社を超える顧客をグローバルに有する同社のソリューションMindville Insightは、優れた顧客・従業員サービスを提供するために必要不可欠となる無数の資産やサービスを管理しなければならないエンタープライズ企業に対して、保有する資産やサービスの完全な可視化を提供します。こうした機能は、アトラシアンが注目を続けるITサービスマネージメント(ITSM)市場の要でもあります。

コロナ禍によってますますビジネスのデジタル化が進み、リモートワーク環境の整備であれ、デジタル診療であれ、ネットスーパーであれ、IT組織が果たす役割は大きいものとなっています。

このようなソフトウェア中心の世界において、変化に対応するためにアジャイルやDevOpsプラクティスを採用する企業は増加しているものの、変更やインシデント対応に必要な情報がさまざまなチームやシステムに分散しているため、実践に苦慮している企業は少なくありません。

そこで、Mindvilleの買収は非常に大きな意味を持ちます。

アトラシアンのITSM機能を強化するMindville

異なる開発ツールからの豊富な情報と、Mindvilleからのインフラストラクチャ関連情報を組み合わせることにより、ITチームはJira Service Deskを活用して、重要なビジネスサービスに対する変更の影響をより的確に予測し、予期しない事態に迅速に対応できるようになります。

Mindvilleは、人事、営業、設備などのIT以外の分野をも含め、企業全体のすべての資産とインフラストラクチャに関する情報を保存および共有する場所を提供します。チームは、さまざまなサービスが基盤となるインフラストラクチャにどのようにリンクされているかを把握し、特定の変更がお客様や従業員のエクスペリエンス全体にどのような影響を与えるかを理解するのに役立ちます。また、Mindvilleはネットワークをスキャンして資産とインフラストラクチャを検出および追跡するため、チームはすべての資産を手動で入力する必要がありません。この柔軟なソリューションは、AWSやAzureのような主要なクラウドプロバイダーと統合することができ、ServiceNow、Microsoft SCCM、Snow Softwareのような他のソリューションとの共存や移行も可能です。

Mindvilleは既にAtlassian Marketplaceで非常に成功しているパートナーであり、私たちは引き続き彼らの資産・構成管理機能を強化し、Jira Service Deskと緊密に統合していきます。この買収は、インシデント管理のためのOpsgenie、ノンコーディングな自動化を実現するAutomation for JiraのCodebarrel、会話型チケット管理のためのHalpといった最近の買収案件と同様に、ITSM市場に対するアトラシアンの投資戦略に基づいて行われたものです。

皆さんも是非、私たちと一緒にMindvilleをアトラシアンの一員として歓迎してください。彼らの卓越した文化と徹底した顧客重視の姿勢は、すべてのチームの可能性を解き放つという私たちのミッションを推進する上で重要な役割を果たすことでしょう。