ありのままの自分が活きるアトラシアンという場所

こんにちは。コミュニティ マーケティング マネージャーの新藤洋介です。入社してから早いもので、2ヶ月が経とうとしています。この記事では、自分が実際に入社してみて感じたことや見聞きしたことを通して、アトラシアンの企業文化やワークスタイルについて、ご紹介したいと思います。

カンパニー・バリューを生きる

アトラシアンには、5つのカンパニー・バリュー(企業理念)があります。

企業理念というと、なんとなく額縁にいれて役員応接室に飾ってあるイメージがありますが、企業理念がいわゆる「絵に描いた餅」になってしまっている企業は少なくないような気がします。

しかし、アトラシアンでは本当に社員がその理念どおりに生きていると感じます。
例えば、"Open Company, no bullshit"(オープンな企業、デタラメはなし) 。社内ポータルを探せば、え?こんなことまで?というようあらゆる情報がオープンに共有されていますし、企業の重要な決定事項が、ブログやビデオを使って、経営陣自身の言葉で率直に語られていて、それらに対してすぐさま、反対意見も含む活発なコメントのやりとりが始まり、そこから新たなアイディアや活動に発展していく。経営陣は社員を信頼し、社員にとっては心理的安全性が確保されているからこそ実現できていることなのだと思いますし、何を、いつ、どのように言うかなどの配慮をすることが全社員のマインドセットとして浸透していることを体感します。

また、個人の実績を重視するイメージのある外資らしからず、Play as a Team(チームとして動く) という理念も随所に感じられます。年齢や社歴、役職に関わらず、質問をすると自分がやっていることを中断してでも支援の手を差し伸べてくれると同時に、チームや他者への貢献が評価の対象となります。セクショナリズムの類は全く感じることがありません。

新しい働き方を体現

これを読んでいる皆様の中にも、コロナ禍を契機に、リモートワークやテレワークを経験された方はかなりいらっしゃるのではないかと思いますが、アトラシアンは、コロナ以前から世界中に分散したチームで仕事をする特殊な会社でした。いわゆる「本社」に対して、各事業機能を各国にコピーした「支社」がそれぞれの地域に特化した活動をするという概念がなく、世界中に散らばるメンバーが一緒に、すべての国や地域を対象として事業を営んでいます。

例えば私と同じ役割を担う海外の同僚は、ヨーロッパやアメリカ、インドなど複数のタイムゾーンにまたがって存在するため、SlackやZoom、Jira、Confluenceといった同期と非同期のコミュニケーションツールをうまく組み合わせ、業務の進行に必要な支援を得やすい仕組みが整っています。

入社してまず驚いたことは、手元のパワーポイントなどで企画書を作成したり、メモをとるのではなく、あらゆる情報をConfluenceに集約していて、検索すれば大概の疑問に対する答えが見つかるということです。また情報源としてだけでなく、稟議書的な使い方をしたり、プレゼンに用いたりもします。

他にも驚いた仕事の進め方は、他部署に何かを依頼するときは、「Jiraのチケットを起票する」ことです。Jiraといえばエンジニアのツールでしょ?と思われる方は多いかと思いますが、例えばイベントのためにプレゼン資料に使うデザイン素材の作成をお願いすることだったり、人事や総務への質問、法務への契約書レビュー依頼など、あらゆる部署への業務依頼と管理のために、Jira Service Managementというサービス管理に特化したJiraを使ったサービスデスクが用意されていて、入社したばかりで「誰に聞いたら良いか分からない」という問題もなく、依頼した内容の担当者や進捗も一目瞭然なので、自宅で一人で作業をしていても、困ることがありません。(他にも、非エンジニア向けのプロジェクト管理ツール:Jira Work Managementも、自分が所属するマーケティングチームのタスク管理に使用しています!)

Confluence上のドキュメントに企画や報告をまとめて関係者に共有すれば、「報告のための会議」は不要になるだけでなく、任意のタイミングでページ上のコメントのやりとりをすることで、粗方の相談や意思決定はできてしまいます。また特定の事項について他部門に支援を依頼したJiraチケットへのリンクをいれておくことで、その依頼の進捗状況も同じページ上で把握できるため、「進捗どうですか?」問題も発生しないのです。

アトラシアンでは、このように空間や時差を超えて業務を進めていて、リモートワークではもちろん、部門横断的に業務を進めるにあたり、いつ・誰が・何をするか、また、その背景や進捗を把握する上でとても有効だと感じています。

いずれの製品も無償で使うことができますので、気になるかたはぜひ試してみてください。

TEAM Anywhere

コロナ以前から、いつでも・どこでも・誰とでも違和感なく協働することが可能な体制を保持していたアトラシアンですが、コロナ禍を経験してすぐに、さらなる多様性と新しい働き方の実現に向けた取り組みである「TEAM Anywhere」が導入されました。

TEAM Anywhereは、アトラシアンの考える新しい働き方を具現化するために、3つの要素を考慮して設計されたそうです。

  1. Talent Everywhere (人材はあらゆる場所に):オフィスの物理的な所在にとらわれることなく、世界中の優秀な人材に雇用の機会を提供します。
  2. Work Flexibly (柔軟に働く):いつ、どこで、どのように最高の仕事をするか、プライベートと仕事の両方にとって効果的な生活様式を自ら作ることができ、時間ではなく成果で評価されます。
  3. Reimagine Teamwork(チームワークの再創造):多様な人々が柔軟に働くということは、デジタルか対面かに関わらず、これまでとは異なるコラボレーションのやり方が必要になってきます。私たちはどこにいるかに関わらず、人と公平につながる新しい方法やスキル、空間やツールを習得し、新しい働き方を実現します。

そんなTEAM Anywhereの制度を活用している日本法人社員の話を聞いてみました!

Maiko Kuboさん
(クラウドマイグレーションマネージャー)

アトラシアンでの日々

私は世界で70人ほどのグローバルチームに所属しており、日本では私1人が担当になっています。入社した理由として、リモートワークが最初から認められていることは重要でした。満員電車に乗って、毎日オフィスに通勤することは避けたかったのです。リモートワークで孤独を感じることはなく、常に自分のことを心配してくれる仲間に助けられています。ある案件で私が大変な状況であると想像して、個別に連絡をくれた人がいたときは感動しました。アトラシアンでは、そういったグローバルチームとの連帯感が感じられること、仕事のスケールが世界レベルであり大きいということが良い点だと思います。

TEAM Anywhereの活用

入社して1年半ですが、過去3回この制度を利用しています。現在は、San Diegoで日々サーフィンを楽しみながらアトラシアンでの日々を送っています。業務では大変な局面も多いですが、まず第一に自分の好きなことを行って自分のモチベーションを維持することが重要と考えています。つまり「自分の好きなことを自分でつくだす」です。このTEAM Anywhereは、有給休暇を使わずにプライベートと業務を両立できる制度だと思います。私はいつも「何のために働くのか?」を自問してきました。私は仕事と楽しむことを「いま」やりたい(老後ではなく)。それを実現してくれる会社。ありのままの自分を受け入れてくれる会社、それがアトラシアンだと思います。

Kaori Arigaさん
(クラウドサポートエンジニア)

アトラシアンでの日々

私は昨年12月に入社しました。当初は自身の経歴が特殊だったため入社できるか不安でしたが、今は毎日とても快適に業務に当たっています。面接時は公平性の観点から、採用者と応募者、という姿勢ではなく純粋に「お互いを知りたい」という視点が感じられました。私のような経歴をもった人を採用していただき、多様性を受け入れていただいていると日々感じています。外資特有の文化で社内では下の名前で呼ぶことが多いですが、なかには苗字(姓)で呼ばれている方もいて、そこも多様性だと感じました。つまり誰もが裏表なく「ありのまま」でいることを認めている職場環境だと思いました。アトラシアンは会社発足から20周年を迎えましたが、スタートアップ感がまだ残っていると思います。外資なのにかなり自由な雰囲気で、だからこそ自律・自立した外資のプロが集まってるという印象を持ちました。

TEAM Anywhereの活用

実家に近い愛知県からリモートワークしています。転職ではどうしても拠点のある東京や大阪といった大都市圏への引越しを余儀なくされることが通常ですが、この制度の恩恵を最大限に受けています。私の場合は、前職の勤務先が愛知県だったため、引越しをせずに自宅から業務ができることは大変ありがたいと思います。そういった「自分にとって最適な環境」にいながらにして業務ができることは大きなモチベーションにつながり、常に新しいことに挑戦しよう、というマインドセットを持ち続けることができています。これは日々の業務を行ううえでの、大切な前提となっています。

アトラシアンであなたらしく活躍しませんか?

現在、アトラシアンでは様々な職種を募集しています。あなたがどんな経歴を持っていても、アトラシアンでは公平に受け容れる準備があります。また、居住地にとらわれず業務可能な「TEAM Anywhere」制度についても、どなたでもその恩恵を受けることができます。

募集中の職種をより良く知っていただくために、各ポジションの採用担当マネージャーに、求める人物像について聞いてみました。

プロダクト アドボケート

採用担当者プロフィール

Jira や Confluence、Trello 等の自社サービスのセールスサポートや製品紹介を担うカスタマーフェーシングチームのマネージャーをしている、中島です。元々、サービス開発エンジニアとして楽天株式会社で働いており、当時自分が携わるプロジェクトの中で利用した Jira, Bitbucket, Confluence の製品が提供する世界観 – チームワークの促進と作業の透明化に感動し、Atalssian に入社しました。一緒にこの世界観を広めていきましょう。

採用担当者よりコメント

募集中の職種の名称は Product Advocate といいます。Advocate (アドボケート)は日本語で提唱者という意味ですが、その名前の通り、 Product Advocate はお客様に対して、製品の世界観の魅力を伝える役目を果たします。Atlassian の製品の知識は必要ありませんが、ソフトウェア開発やITサービス管理 (ITSM) にある程度知識がある人が望ましいです。Atlassian の提唱する世界観に興味があり、製品を真剣に勉強したい、またそれを周囲に伝えたい、という情熱を持った人を期待します。

テクニカルアカウントマネージャー

カスタマーサクセスマネージャー

ソリューションズエンジニア

採用担当者プロフィール

ソリューションエンジニアの、皆川です。2018年10月に入社しました。アトラシアンではソリューションチームに所属しており、プリセールスにおけるテクニカル業務を行っています。

採用担当者よりコメント

両方の職種に共通して言えることですが、あくまで「お客様の課題解決」が第一という姿勢を持った人が望ましいと考えています。プロアクティブ(自発的な行動)で、自己の技術的な興味や営業数値の追求などに偏ることなく、あくまで相手の身になって考えることができる方、そんな人にJoinしていただきたいと思います。

サポートマネージャー

採用担当者プロフィール

テクニカルサポート部門マネージャーの長阪です。 私自身、長年テクニカルサポートのエンジニアやTAMとして働いてきました。 Atlassianの製品を日本のユーザーにもっと使ってもらい日本のエンジニアの力をもっと発揮できる環境作りのサポートを行いたくAtlassianに入社しました。 一緒にチームを発展させてくれる人を募集しています。

採用担当者よりコメント

Atlassian製品を使っているユーザーの体験をよくしていきたい人、チームメンバーをリスペクトして、働きやすい環境を作りたい人、変化の早い環境で新しいことにチャレンジしたい人を求めています。ぜひ一緒にチームを発展させていきましょう!

アトラシアンに入社してみて感じたことは、会社の掲げている理念と実際に働いている人たちの行いが一致しているということです。「カンパニー・バリューを生きる」でも触れましたが、チームや他者への貢献は徹底していて、私自身も手厚いサポートを日々、マネージャーやチームメンバーから受けています。そんな感謝の日々を送ることができるアトラシアンにJoinできて良かったと思います!