この記事は、Atlassian MCP brings more of your work within reach of any AI agentの抄訳です
Atlassian MCP を提供してから1年足らずですが、その狙いはシンプルでした。チームがすでに使っている AI ツール(Claude、ChatGPT、Cursor)から、アトラシアンに蓄積された業務にアクセスできるようにすることです。反響はすぐに表れました。現在では1日あたり1,500万件を超える呼び出しが行われ、AI を業務につなげたいと思ったときにチームが真っ先に手を伸ばす存在になっています。しかしチームからは、もっと多くを求める声が明確に寄せられました。より多くのプロダクト、より多くのコンテキスト、そして仕事をより丸ごと片付けてほしい、と。
そこで私たちは、まさにそれを実現するために Atlassian MCP を作り直しました。Atlassian MCP は今や、より多くのアトラシアン製品を、皆さんが愛用する AI クライアントとつなぎます。効率性を中核に据えてゼロから再設計し、コンテキストを肥大化させることなく220以上のツールを提供します。
しかも対応範囲を広げながら、動作は大幅に軽量化されました。同じ Jira や Confluence の作業において、従来版と比べて最大25%のトークンを削減します。
Atlassian MCP は、Claude 上で最も利用されているエンタープライズ向け MCP 連携の一つであり、ナレッジワーカーの業務遂行を支えています。両社のチームは緊密に連携し、共通のお客様にとって可能な限り最良の MCP 体験を構築しています。これにより、企業が求める権限管理とガバナンスを維持しながら、エンタープライズのコンテキストを実際のアクションへと変えられるようになります。
Scott White(Anthropic, Head of Product Enterprise)
ワークフロー全体でつながる
私たちはまず Jira と Confluence の連携から始めました。すると、チームはエンタープライズ AI にとって最も価値のある材料をすでに手にしていたことに気づいたのです。それは、日々の業務とともに アトラシアンの中に蓄積されているコンテキストでした。
そして今、Atlassian MCP Server はそのライフサイクル全体をつなぎ、ワークスペース全体を見渡す完全な全体像を AI ツールに提供します。
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戦略とオペレーション。経営層は、何が起きているのかを把握するためにツール間を行き来したいとは思っていません。求めているのは、最新のコンテキストに基づいたひとつのビューです。MCP を通じて、Code Context が「今リリースされているもの」を、Jira が「作業の状況」を、Goals と Focus Areas が「それが結びつく優先事項」を、そして Confluence が「その背後にあるより詳細なドキュメント」を、すべて一か所に集約します。
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エンドツーエンドのソフトウェアデリバリー。コンテキストを失うことなく、アーキテクチャからデプロイまで一気通貫で進められます。Bitbucket Cloud でプルリクエストやブランチの状態を確認し、Code Search でコードベースをセマンティックに探索し、Jira Service Management でサービスのワークフローを管理する(近日提供予定)といったことが可能になります。
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より豊かなコラボレーションとメディア。エージェントを、視覚的・動的なコンテンツや動画コンテンツにつなげましょう。Confluence のサポートは、ページの作成・編集、ライブデータベース、ホワイトボードにまで広がり、Loom は動画のトランスクリプトやエージェントへのプロンプトをワークフローに直接取り込みます。エージェントに「この Loom を使って Confluence にリリースノートを下書きして」と伝えれば、ブリーフから最終承認まで、複数ステップにわたる一連の引き継ぎをまるごと実行します。
ひとつのリクエストが、ソフトウェアライフサイクル全体にまたがることができます。コード、デプロイ、デザイン、ドキュメント、そして戦略的なゴールを貫く一本の筋を、作業がどこにあってもつなぎます。
単なる情報取得ではなく、仕事を完遂する
多くのAIツールは、浅い情報取得だけで止まってしまいます。複数ステップのワークフロー、絡み合った依存関係、リアルタイムで協働するチームメイト、このような要素が入り混じる「厄介な中間地点」のために、私たちはAtlassian MCPを作りました。
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手早い要約ではなく、完全なコンテキストを: 「このチケットの経緯を教えて」と尋ねれば、エージェントはコメントスレッド全体を分析し、フィールドごとの変更履歴を精査し、リンクされたプルリクエストやドキュメントを読み解いて、なぜその意思決定が下されたのかという全体像を提示します。
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非構造的な会話からの実行: 「この会議の録画をもとに、ローンチ用チェックリストとアクションアイテムを作成して」と伝えると、アシスタントはLoomの文字起こしを読み取り、決定事項とアクションアイテムを抽出し、それに対応するJiraの作業項目とConfluenceのページを即座に作成します。
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ピンポイントで、競合を起こさない安全な編集: 「ロールアウト計画を更新して、タイムラインの変更は取り消して」と依頼すると、アシスタントはドキュメントのバージョンを比較し、あなたが指定したセクションだけを修正します。もし作業中にチームメイトがそのページを更新していた場合は、上書きを防ぐためにいったん処理を止め、公開前に変更内容をプレビューできるようにします。
Teamwork Graphが支える
生データにアクセスできることと、それを理解していることは別物です。AIアシスタントがキーワードの一致を検索するだけなら、あなたの仕事に息づく生きた物語を取りこぼしてしまいます。最も価値あるコンテキストは、物事と物事の間に存在します。たとえば、Slackのスレッドでの議論がConfluence上のアーキテクチャ仕様をどう変えるのか、あるいはFigmaでのデザイン変更が四半期の目標をどう動かすのか、といった具合です。
Teamwork Graphは、こうした関係性を、アトラシアン製品群はもちろん、より広範なツールスタック全体にわたってマッピングします。Atlassian MCPはあなたのワークフロー全体をカバーするため、コンテキストは指数関数的に積み重なっていきます。作業項目が更新されるたび、顧客フィードバックの断片が記録されるたび、プルリクエストがマージされるたびに、グラフはより豊かになります。明日、エージェントが何らかの依頼に応じて動くとき、それが引き出すのは、あなたのチームが今日まさに築き上げている、深くつながった「組織の記憶」です。さらに、外部のモデルは最初のやり取りの時点で、あらかじめ結びつけられたコンテキストを引き出せるため、プロンプトの肥大化を防ぎ、各ステップが常に全体像に根ざした形で進むことが保証されます。
アトラシアンは、当社の組織の記憶を保持しています。MCPをRovoと組み合わせて使うことで、そのコンテキストの層をまるごと、日々のAIワークフローに安全に接続できます。かつてはチームをまたいだ認識合わせに何日もかかっていた問いが、いまでは数秒で答えとなって返ってきます。これにより、チームがどこで働いていても、組織の知識を引き出せるようになりました。
Tanner Randolph, EVP, Global CIO & CISO, Applied Systems
エンタープライズでの利用を意図した設計
アトラシアンのあらゆるアップデートと同様に、エンタープライズ向けのセキュリティとガバナンスは、今回も基盤として変わらず組み込まれています。
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アイデンティティと権限: 当社のMCPはアトラシアンがホストし、デフォルトでOAuth 2.1とPKCEによって保護されています。すべてのリクエストは、各ユーザーが既に持つ権限を厳格に尊重します。エージェントを使ったからといって、そのユーザーがもともと持っていなかったアクセス権が付与されることは決してありません。
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Atlassian Guardによるデータ保護: MCP接続全体にわたって、データセキュリティポリシー(DSP)とデータ損失防止(DLP)を適用します。これにより、エージェントは自らの役割と環境にふさわしいデータだけにアクセスします。
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きめ細かなスコープ設定とリスク階層: アクセス権は、製品単位の広い付与ではなく、ツールセット単位でスコープが設定されます。読み取り・書き込み・破壊的な操作が分離されているため、クライアント側はリスクの高いステップについて明示的な確認を求めることができます。
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一元化された管理コントロール: ドメインの許可リスト、読み取り/書き込み/検索の権限スコープ、IP許可リストを、Atlassian管理コンソールから直接管理できます。これらは組織全体にわたる監査ログによって裏付けられています。
オープンなエコシステムのために構築
単一の AI ハーネスだけに依存する企業は存在しません。だからこそ私たちは、チームがどこで働いていても対応できるように Atlassian MCP を設計しました。エンジニアが Cursor でコーディングしていても、プロダクトマネージャーが Claude でアイデアを探求していても、運用チームが独自のスクリプトを実行していても、組織のコンテキストは常にあなたとともに移動します。
さらに今回、開発者やパートナーが新たな形で開発に取り組めるよう門戸を開きます。開発者は Forge を使ってカスタム MCP ツールを構築したり、Atlassian Marketplace アプリに MCP 機能を拡張したりできます。また、カスタム Rovo エージェントを MCP 経由で公開することも可能です。
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これらのアップデートは、当社の年次ユーザーカンファレンスTeam '26 Europeにて、今年のその他のニュースとあわせて発表しました。セッションはライブおよびオンデマンドでご覧いただけますので、さらに深く知りたい方はぜひご参加ください。