コンテキストをアクションに変える、MCPの新機能

Atlassian Rovo MCPは、コーディングエージェントに、より深く、スコープが絞られたアクセスを提供し、Jira上でのゴール達成を支援します。重要なコンテキストを、IDEやターミナルから直接、保存・参照できます。

 

要約

Atlassian Rovo MCPは、現在1日あたり500万回超のコールを処理しています。本日は、どこに投資すべきかを教えてくれた実際の利用パターンをもとに、私たちが作り上げてきたものをご紹介します。

  • 書き込み操作が、MCPツールコール全体の約3分の1を占めています。 Codex、Claude Code、Cursorといったコーディングエージェントが、Jiraの作業項目を作成し、コメントを付け、ステータスを更新するなど、さまざまな操作を行っています。

  • より正確なコンテキストで、より少ないトークンを。 コーディングエージェントが、アトラシアンのエコシステムの中で何を探しているかを正確に把握していれば、トークン使用量は半分近くまで削減できることがあります。

     

開発者は、使い方を通して語ります。私たちのMCPサーバーを介した1日500万回超のコールを見れば、1つはっきりしていることがあります。コーディングエージェントは、もはやJiraの作業項目をただ読んでいるだけではありません。作業項目に参加しているのです。

Atlassian Rovo MCPは、開発者に、行動し、コンテキストを書き戻し、それを将来のために保存するためのツールを提供することで、ソフトウェアデリバリーを加速します。Jiraをエージェント型の記録システム(system of record)とすることで、あらゆる操作が永続的なコンテキストを生み出します。それがチームの動きを速め、エージェントに次のゴールへ向けたより良いシグナルを与えます。

 

Atlassian Rovo MCPで、コンテキストを行動に変える5つの新機能

コーディングエージェントがソフトウェアデリバリーに参加するようになると、コードを生成するだけでは足りません。エージェントはコードの生成やレビューを手伝えても、最後に、開発者がJiraに戻って手作業で点と点をつなぐ必要があることがよくありました。Atlassian Rovo MCPはこれを変え、拡張されたJiraの操作をサポートします。主な内容は次のとおりです:

  1. エージェントの画面上で作業を完結させる。 作業項目の作成、ファイルの添付(近日提供予定)、担当者の検索(v2パブリックプレビュー)、コメントの編集を、すべて1回のエージェントとのやり取りの中で、Jiraを手動で更新することなく行えます。

  2. Jiraにひも付いたコードの動きをエージェントに提示する。 コーディングエージェントは、ひも付いたブランチ、プルリクエスト、コミットを含むJiraの開発パネルを読み取れます。差分は、それが生み出す作業と結びついています。

  3. プロダクトディスカバリーからデリバリーまでを追跡する。 Jira Product Discoveryのサポートにより、エージェントは、高レベルなアイデア、機会、プロダクトのコンテキストを、それらを形にするデリバリー作業と結びつけられます。

  4. 作業の進行に合わせて工数を記録する。 コーディングエージェントは、作業の進行に合わせて工数を記録し、スコープが変わればそれを更新し(近日提供予定)、引き継ぎ・レポート・計画のために既存のワークログを読み取れます。

  5. より少ないトークンで、正確なコンテキストを取得する。 よりスマートなレスポンスの整形により、エージェントは必要なコンテキストを、より少ないトークンで得られます。私たちの検証では、Teamwork Graphのコンテキストに基づいたエージェントは、回答の正確さが44%向上し、トークンは48%削減されました。

これらの強化を組み合わせることで、自己改善型のエンジニアリングループが生まれます。1回1回のツールコールが、エージェントが適切なコンテキストを取り込み、行動を起こし、チームやセッションをまたいだ今後のタスクのために新たなコンテキストを残すことを助けます。

 

1回のエージェントとのやり取り。より少ないトークン。成し遂げられることは、劇的に多く。

あなたのコーディングエージェントに、アトラシアンのコンテキストとツールへのアクセスを与える準備はできましたか? Atlassian Rovo MCPを使い始めましょう。いったん設定すれば、これらの新しいMCP機能を、プロンプトからも、自動化されたエージェントのワークフローからも利用できます。

以下のサンプルプロンプトを試して、より少ないツールコールで、より多くのことを成し遂げてください:

  • インシデント後のフォローアップ:このインシデントについて、Jiraのフォローアップ作業項目を作成し、私のワークスペースから関連するログを添付して、割り当てるべき適切なバックエンドの担当者を見つけてください。そして、過去のインシデントをもとに次の対応を推奨するコメントを追加してください。

  • コードの動きを作業に結びつける:このJira作業項目を見て、ひも付いているプルリクエストを要約してください。何が変更されたのか、そして私が作成すべき未対応のフォローアップがあるかどうかを教えてください。

  • 1日を締めくくる:今日私が触れたJira作業項目を確認し、直近のコミットとPRレビューをもとに、それぞれに費やした時間を記録してください。準備ができた項目は「レビュー中」または「完了」に移し、それぞれに1行の締めくくりコメントを投稿してください。

  • ディスカバリーからデリバリーへ:この機能に関連するJira Product Discoveryのアイデアを見つけ、顧客の課題と優先度を要約してください。そのうえで、それをデリバリーの課題に結びつけ、実装が元のアイデアとどう対応しているかを説明するコメントを追加してください。

     

プロのヒント:

Teamwork Graph CLIを使えば、コーディングエージェントにコンテキストとツールへのターミナルからの直接アクセスを与えられます。まずは次のプロンプトから始めてみてください:

Install/setup TWG using https://teamwork-graph.atlassian.com/cli/AGENTS.md

Teamwork Graph CLIとRovo MCPのどちらを選ぶべきかについては、こちらで詳しくご覧いただけます。

 

提供状況

上記のMCPの機能強化は、Atlassian Rovo MCPのユーザーにご利用いただけます。ただし、ワークログの更新とファイルの添付は、順次提供される予定です。担当者の検索は、現在v2パブリックプレビュー中です。

Atlassian Rovo MCPのこれからを、あなたの手で形づくってください。Atlassian Rovo MCP v2の早期アクセスを入手し、アトラシアンコミュニティを通じてフィードバックをお寄せください。