あらゆるチームへ広がるアジャイルとJira

ソフトウェア開発やITだけのものではなくなった「アジャイル」

本ブログは、こちらに掲載されている英文ブログの翻訳です。万が一内容に相違がある場合は、原文が優先されます。

ひと昔前、デジタルトランスフォーメションといえば、スクラム等のアジャイルフレームワークを採用や、開発と運用を繋いたDevOpsの実践などを意味していました。しかし、昨年の経験から我々が学んだことがあるとすれば、それだけでは不十分だということです。今日の市場で競争優位性を構築するには、よりチームを横断したコラボレーションや動き方が求められています。そして昨年、これまで企業の長期的目標として据えられていたデジタルトランスフォーメーションは、一気に死活問題となりました。

急速に促進したデジタル化は、かつてソフトウェア開発のためのものであったアジャイルが、いまやあらゆるチームに必要なものであることをも証明しました。我々は、常に全体像を捉えつつも、継続的に学習する文化、変化に適応する能力、最適な働き方を実践する自由の大切さを身を以て知りました。実はこういった価値観は、それをどう呼ぶかに関わらず、アジャイルの本質を表しています。

アトラシアンは、これらの価値に基づいてJiraの未来を構築しています。アジャイルは、あらゆるチームのためのものであり、Jiraもそうであるべきだと思っています。

共通言語でチームをつなぐ

私たちは、イノベーションの新たな時代に突入しようとしています。作り手だけでなく、あらゆるチームがこれまでにないレベルで一緒に価値を創出する時代です。アトラシアンはこの新しい時代に向け、Jiraを屋台骨とした3つの製品:Jira Software、Jira Service Management、Jira Work Managementを提供します。これらの製品は、点と点を結び、プロジェクトや人々をまたいだ強い連携を実現しながら、チームの自律性と透明性の確保に貢献します。

すべてのチームには、それぞれ固有の働き方、言語、目標や要件があります。真にあらゆるチームに力を与えるためには、働き方を標準化しようとするのではなく、そのことを理解する必要があります。チームワークにフリーサイズは存在しないのです。

各Jira製品は、チームそれぞれ固有のニーズを満たすために設計されています。製品の開発計画から提供までを行うチームにはJira Software、サポートや運用を行うチームにはJira Service Managementを、そしてビジネスチームにはJira Work Managementです。ソフトウェア開発、ビジネス、およびサポートチームは、共通のデータ、自動化、ロードマップ、業務で使用する言語を使って、Jiraを介してつながりながら、日々の課題を解決することができます。

企画、宣伝、販売するチーム向け:Jira Work Management

すべてのチームは、価値をより早く提供し、継続的な学習の文化を構築したいと考えています。しかし、顧客へ提供するサービスを直接作っている訳ではないビジネスチームにとって、開発チームと同様な文化を取り入れることは容易いことではありません。

そこでJira Work Managementは構築されました。Jira Work Managementは、ナレッジワーカーがこれまでに使い慣れているスプレッドシートやカレンダー、フォームやタイムラインなどのインターフェイスを使って、彼らのやり方で仕事を計画し、作業状況を追跡するための新しい手法を提供します。さらにJira Work Managementは、ビジネスチームとソフトウェア開発チームに共通の言語を提供することで、組織全体のアジャイル・コラボレーションを可能にします。

計画、追跡、構築するチーム向け:Open DevOps と Jira Product Discovery

Jiraは「作り手」のために構築されたツールです。ソフトウェアチームが採用するアジャイルツールとして不動の地位を確立しており、アトラシアンは今後もそのミッションに注力していきます。その一環としてこの度、Open DevOpsを発表します。Open DevOpsは、Jira Softwareに、Bitbucket、Confluence、Opsgenieが予め連携されたプロジェクトを作成することができ、パートナー企業のツールとも容易に統合することができるため、これまでにないスピードと簡便さでお客様に価値を提供することができます。

もう1つ、製品やサービス開発におけるコンセプトの考案フェーズに特化した新製品、Jira Product Discovery Alphaの開発に取り組んでいます。Jira Product Discoveryは、アイディアがバックログに到達する前にアジャイルプロダクトマネージャーの新しいホームとなるものです。現在早期アクセスプログラムのウェイトリストにサインアップしていただくことができます。

稼働、運用するチーム向け:Jira Service Management

製品の稼働、運用、サポートを行うチームには、Jira Service Managementを提供しています。Jira Service Managementは、価値の提供を早め、作業を可視化し、開発・運用・ビジネス間のワークフローを促進する、オープンでコラボレーティブなツールです。

最近のThinkTilt買収を通じて、滑らかでダイナミックなフォームをノーコード・ローコードで作成することが可能になりました。また、お客様のベストプラクティスが内包された300以上のテンプレートを使用すれば、優れたサービス体験をすぐに提供することができます。

Jiraは、組織全体のアジャイル・コラボレーションの中核へ

  • 共通の言語: 関係する全チームがプロセスにおいて共通の基盤と認識を持てば、仕事はぐっと早く進みます。Jiraのワークフローエンジンは、組織を横断して作業を前に進めるための共通の手法を提供します。
  • 自動化: すべてのJira製品に共有する自動化エンジンを使えば、煩雑な作業の受け渡しにかかる時間と手間を省き、チーム間のワークフローを同期することができます。この自動化機能を、全Jira製品向けAutomation Template Libraryによって拡張しました。
  • ロードマップ:複数のチームを横断した計画を可能にし、組織全体の計画に関する包括的なビューを提供します。すべてのJira製品にまたがってタスクや作業を関連づけることができるため、チーム毎にサイロ化された計画をなくし、プロジェクトの納期遅延を防ぎます。
  • 共通のデータレイヤー: Jira製品には共通のデータレイヤーが採用されるようになったため、組織を横断した決定をより適切に行うことができます。

昨年、Jiraをお使いいただいている10万社近いお客様から、これまで長らくアジャイルな働き方を推し進めてきた弊社に、新しい現実にどう対処すべきか相談がありました。開発やITだけでなく、あらゆるチームがJiraを必要としていました。そしてJiraには、全体像を捉えながらも個々の働き方に最適化する柔軟性と、最小のセットアップ時間でその力を発揮することが求められていました。

今ある課題を乗り越えるためにアトラシアンを信頼いただき、ありがとうございます。Jiraは前進するエンジンであり、私たちアトラシアンは、今対峙する課題のみならず、将来長きにわたってあらゆるチームがこうした課題に取り組むための支援を継続して参ります。