Jira Software Cloud:「インサイト」機能に新たな種類が追加されました

必要な時に必要な場でデータドリブンな意思決定を支援

Jira Softwareをお使いのすべてのお客様に対して、データを活用した意思決定や判断を支援するInsight(インサイト)機能に、新たに3種類のデータが追加されたことをご案内いたします。

Jira Softwareのインサイト機能は、様々な活動から定量化されたデータを使える形に加工した指標やレポートを、作業の計画や管理をする場に提示する機能です。従来Jira Softwareでは、作業内容を可視化して傾向を把握し、パフォーマンスの改善に役立てることができる各種データを、レポートやダッシュボードの形で提供しておりましたが、単に統計データを確認できるだけでなく、意思決定や優先順位付けを行う際に、文脈に沿って適切な指標を参照したいというお客様の声から、インサイト機能が誕生しました。

約半年前に初めて「サイクルタイム」と「デプロイメント頻度」の2種類のインサイトがデプロイメント・ビューから確認できるようになって以来、インサイト機能はすでに多くのユーザーに活用されています。

この度のリリースでは、新しく3つのインサイト(スプリント コミットメント、課題タイプの内訳、スプリントの進捗)が追加され、まもなくリリース予定のインサイト(スプリント バーンダウン)と共にチーム管理または企業管理対象プロジェクト(旧次世代またはクラシックプロジェクト)のいずれにおいても、スクラムテンプレートをお使いの場合に活用することができます。

バックログでインサイトを活用して、スプリントプランニングをよりスマートに

  • スプリント コミットメントは、過去5回分のスプリントにおけるパフォーマンスからスプリントの作業負荷を監視し、推奨される目標に対してオーバーコミットなのかアンダーコミットなのかを管理することで、計画に適切な作業量を組み込み、予測通りの計画実行を支援します。
  • 課題タイプの内訳は、バグ修正や新機能等、当該スプリントで取り組んだ作業を課題タイプ別に表示することで、適切なバランスやフォーカスを調整し、全体方針に応じた作業項目の優先順位づけを可能にします。

スプリントのゴール達成に向けた進捗をボードから直接確認

  • スプリントの進捗では、完了、進行中、開始待ち等のステータスで分けた作業の割合を確認することができるため、チームは朝会等の場でスプリントのゴールに対する現在の進捗を確認し、必要に応じた軌道修正が可能です。
  • [まもなくリリース予定] スプリント バーンダウン では、スプリントに作業が追加されたり、除外されたりしたタイミングを確認し、スコープの変化や増大を監視したり、ゴール達成のために作業配分を変更することで、スプリントに残された作業量と目標達成可能性を管理することに役立ちます。

インサイト機能は標準で使うことができ、バックログ、ボードまたはデプロイメントビューの画面右上にある「インサイト」ボタンをクリックすることでアクセスできます。詳細についてはJira Software CloudのドキュメントまたはTeam'21で紹介されたデモをご覧ください。

インサイト機能は、幅広いレベルのデータを集約して、チームにとって意味のある形で提示しています。企業管理対象プロジェクトに関連づけられた課題セキュリティスキームをお使いの場合にインサイトを活用するためには、サイト管理者によって[集計データを表示する] 権限が有効にされている必要があります。集計データの表示権限に関する詳細は、こちらを参照ください。

ぜひ新しく追加されたインサイト機能をお試しいただき、インサイトパネルにあるフィードバックリンクよりご意見をお寄せください。