Atlassian Analyticsでデータドリブンな意思決定を強化

クラウド製品のEnterprise プランで利用可能に

本ブログは、こちらに掲載されている英文ブログの意訳です。内容に相違がある場合は、原文が優先されます。

アトラシアン製品は、開発やIT部門のみならず、ビジネス部門にも広くご利用いただいており、皆様のビジネスにとってクリティカルな存在となっています。企業や組織のあらゆる部門は、当社製品以外も含めて実にたくさんの製品を活用し、そこから膨大なデータが生成されていますが、このデータを意思決定に役立つ情報へ変換できていない企業は少くありません。

そこで当社は昨年、Atlassian Analyticsを発表してベータ版の公開をはじめました。その後、多くのお客様から頂戴したフィードバックをもとに機能の改良を重ね、本日正式にリリースしたことを発表いたします。Atlassian Analyticsは、クラウド版 Jira Software、Jira Service Management、ConfluenceのEnterpriseプランでご利用いただくことができます。

Atlassian Analyticsとは

Atlassian Analyticsは以下の要素で構成されています:

  • Atlassian Data Lake:開発、IT、ビジネス部門を横断したアトラシアンデータに関する信頼できる唯一の情報源(single source of truth)
  • 20種類以上のダッシュボードテンプレート:顧客へ提供した価値やコンテンツの消費状況、ソフトウェア開発ライフサイクルのさまざまな段階における生産性などを評価するための指標が含まれる、予め定義されたダッシュボードのテンプレート
  • 柔軟性の高いノーコード・ローコード機能:視覚的なクエリ発行機能とグラフテンプレートを搭載
  • Snowflake、Amazon Redshift、Google BigQuery、その他データベースへの接続:アトラシアン以外の主要データソースと、作業のアウトプットとのマッピングが可能
  • 使いやすい機能:高度なグラフ機能、クエリ機能、権限管理、共有機能など

Atlassian Analyticsがチームにもたらす利点

Atlassian Analyticsを活用することで、企業の開発、ITおよびビジネス部門を横断した業務間の関連性や流れを的確に把握することができます。

  • 開発部門のリーダーは、リードタイム、サイクルタイム、スループット等の指標が確認可能なダッシュボードを利用して、エンジニアリングのベロシティを最適化し、品質を向上、注意が必要な課題をあらゆる次元で割り出すことができます。
  • IT運用・保守部門は、リクエスト管理、インシデント管理、変更管理、サービスパフォーマンスに関するダッシュボードを活用することで、ボトルネックを見つけ出し、修正するなど、問題に対して先手を打つことができます。
  • ビジネス部門長は、あらゆる施策におけるマーケティング成果を、外部データソースにある営業パイプラインや費用対効果とマッピングし、支出と効率の最適化を図ることができます。

エンジニアリング組織のパフォーマンスや健康状態を把握する

素のデータは、それが示す本質的な意味を教えてはくれません。エンジニアリング組織のリーダーは、多角的な視点からのスコアカードを示すダッシュボードによって、個別チームからより大きな組織レベルまで、あらゆる粒度で顧客へ提供している価値を可視化して見ることができます。ベロシティやパフォーマンスに関するデータの意味づけは、組織の働き方に応じてカスタマイズすることが可能です。

個別チームレベルでの指標確認は、従来よりJira Softwareでも可能でした。しかし、Atlassian Analyticsを使うことによって、複数のJiraプロジェクトやインスタンスを横断し、サイクルタイムやフローの効率性に関する主要な指標を含むレポートを構築することが可能になります。

近い将来、Atlassian Analyticsは、SCMやCI/CD、フィーチャーフラグ、DevSecOpsなどに対応する外部ツールなど、より多くのDevOpsツールチェーンと接続することができるようになる予定です。これによって、DORA指標を使ったレポートから、より詳細なカスタムレポートへドリルダウンして確認するなど、エンジニアリング組織の健康状態やパフォーマンスをより正確に把握することができるようになります。

このように、DevOpsツールチェーンにおいてより多くのデータにアクセスできるようになると、課題の割り出しやベロシティの改善に役立つだけではなく、より多くの価値を提供し、ビジネスに貢献する意思決定を行うことができるようになります。

IT運用・保守部門に役立つ豊富な情報

従来型のITSMツールは、IT運用の領域に限定されたツールからの情報、いうならば全体像の半分しか提供することができませんでした。Atlassian Analyticsは、開発および運用ツール双方からのデータを統合することで、変更管理やインシデント管理に対して、IT部門がより的確な判断をするための豊富な情報を入手することができます。サービスオーナーは、インシデントやデプロイメント、コスト、その他サービスに関係するすべてのデータを、単一のダッシュボードで確認することができます。

AWSやSnowflakeへのデータベース接続によって、サービスデリバリーにかかるコストをより正確に把握することが可能です。サポートチームは、エージェントの負荷や解決までに要した時間、顧客満足度、SLAに対するパフォーマンスなどを、統一されたビューでトラッキングすることができます。また、I&O(インフラとオペレーション)のリーダーは、事業の中核にあるサービス全体のパフォーマンスや四半期ごとのトレンドなど、ダッシュボードを使ってビジネスの最新状況を常に把握することが可能です。

マーケティング施策のインパクトを営業パイプラインや支出情報とマッピングする

Atlassian Analyticsは、Jira Work Management、Jira Software、Jira Service Managementのプロジェクトデータを融合し、マーケティング施策の効果を可視化する、包括的なダッシュボードを作成することができます。 Snowflake等、よく利用されているデータベースへのコネクタを使って、マーケティング施策を営業パイプラインや支出情報と関連付けて見ることができます。

マーケティング部門のリーダーは、パイプラインを生成している施策の進捗やリスク、そのコスト等を把握することが可能です。

また、Atlassian Data LakeにあるConfluenceデータを利用すれば、Confluence管理者はスペースやページなどの利活用状況を把握するための指標をトラッキングすることができます。

統合データ基盤の一部として

Atlassian AnalyticsとAtlassian Data Lakeは、統合データ基盤を通して、アトラシアン製品に蓄積されたデータの価値を最大化するための一歩で、将来的には、チームのつながりとデータのつながりとが調和して存在する環境を目指しています。データは今日、あらゆるチームの可能性を解き放つためにますます重要な鍵となっており、チームによる人工知能の有効活用もまた、データの品質に依存しています。そこでアトラシアンは、新しく当社のクラウド製品スイート全体に、当社の内部モデルとOpenAIとのパートナーシップによるAIを活用したAtlassian Intelligenceを導入することを発表しました。

Atlassian Analyticsを使い始める

Atassian AnalyticsとAtlassian Data Lakeは、クラウド版 Confluence、Jira Software、Jira Service ManagementのEnterpriseプランにてご利用いただけます。詳細については、こちらからお問い合わせください。