JIRA 6.1 リリース: チームの変化、進化を後押し

今回、私はJIRA 6.1の発売をお伝えできる事を非常に喜んでいます。我々はこれまで全く新しいJIRAを築き上げようと努力を続けてきました。モダンで、高速で、モバイルで、シンプルなJIRAを、です。今回のリリースは、管理者のワークフローにおけるいくつかの重要な領域に焦点をあてています。また、デベロッパーがコーディングに着手しやすくなりました。ワークフローの構築、便利なフィールドの管理、そして開発への着手について、チームがより心地よく変化、進化を抱擁できるようシンブルにしました。また、ユーザーの皆様が大いに気にかけている事に関して、いくつか重要な改善を行いました。詳細は、記事の最後までのお楽しみです。

ワークフロー: 協同作業の成功に欠かせないもの

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JIRA屈指のワークフローエンジンは、チームが作業を管理するにあたって頼りにしている利点の一つです。ワークフローはなぜとても重要なのでしょうか?それは、ワークフローが柔軟であれば、チームに特化した企業風土を構築できるからです。例えば、あなたの組織がコードレビューを行うとしましょう。そのような場合、これを明確なステップとして捉える事で、課題を解消させる上で何が行われなくてはならないのか、皆の歩調を揃える事が可能になるのです。作業中のままにしておくと、実際に何をしなくてはならないのかについて混乱が生じます。効果的なワークフローによって、チームは何が行われるべきか、また各課題を完全に解消するための方法は何かを把握できるようになります。こうして最適化されたチームは、より高品質な内容をより素早く納品できるようになります。

JIRA 6.1には、JIRA内で直接ワークフロー設計を行いやすくする、モダンなHTML5ベースのワークフローエディターが備わっています。この新しいエディターには、トランジションを簡単に作成できるようにするコントロールポイントが含まれています。高品質なワークフローダイアグラムは簡単にチームと共有可能ですから、誰も乗り遅れる事はありません。ビジュアル ワークフロー ダイアグラムは、新しい変更点をロールアウトしたり、新チームメンバーを加入させる際に、チーム全体がフローを把握しやすくします。また、課題の詳細画面におけるワークフロー閲覧機能をオンにさせて、ワークフロー全体の中でそれぞれの課題がどのような状態にあるかを把握できるようにしましょう。

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フィールド: 情報の詳細があることは重要

ソフトウェアは、常に進化し続けています。デベロッパーは、新機能を追加したり、新しいユースケースを解決する場合、課題を再現するために幅広いチームから追加情報を取得しなくてはなりません。今回、JIRA内のフィールド作業が、今までに無く簡単になった事をご紹介できるのは嬉しい限りです。

課題を見る際、管理者は課題詳細ページから新規フィールドを直接追加するだけでいいのです。次に、JIRAはウィザードを通じて管理者を案内し、フィールドを課題詳細ページにインラインで追加します。カスタムフィールドでは、各課題タイプ別に追加特性を追跡できます。例えば、上述のコードレビューステップに立ち戻ってみましょう。リスクという名のカスタムフィールドを得る事で、変更点が元々の課題に及ぼした影響をコードレビューワーに通知できます。こうして、レビューワーはより良いコンテキストを元に、より効果的にその時間を投じる事が可能になるのです。

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検索結果: 決断に必要な情報を提供

我々はまた、検索結果を見ている際の、コラムの追加と削除を行いやすくしました。リリースに向けた準備を行っているチームは、 候補版ビルドにおける変更点を確認したいと考えています。検索結果にリスクコラムを追加する事で、どの変更点を入念にテストするべきかが把握しやすくなります。また、これはデプロイメントの総体的なリスクに関する主要な指標となります。

検索結果を検証する際に、適切なコラムを備えている事で画面配分をより良く活用でき、ビューワーが効果的な決断を下すための適切なコンテキストを提供できるのです。

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コード: 素早く着手できる

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我々デベロッパーは、機能を届ける事に時間を費やしたいと考えています。JIRA 6.1では、GitとMercurialとの作業を行いやすくしました。あなたがJIRA内で全てを追跡しているのであれば、機能ブランチを作成して、課題からすぐに開発を開始しましょう。JIRAはブランチ名、プロジェクト、レポジトリ、ブランチタイプ、そしてソースブランチを事前設定する事で、あなたが着手しやすい状況を造り出します。JIRA 6.1をStash 2.8以降(Gitファイアウォールの内側)あるいはBitbucket (ホスト型GitおよびMercurial)と統合するだけで完了です。

あなたのチームは、複数のソースコードレポジトリ上で作業していますか?ご心配いりません。規模の大きい組織の場合、JIRAはその新しい機能ブランチワークフロー内において、複数のStashおよびBitbucketインスタンスとリンク可能です。

これだけではありません!

JIRA 6.1の魅力的なポイントはまだ続きます。詳細はリリースノートでご確認頂けますが、JIRA 6.1の更なる優れたポイントを以下に紹介します。

  • 編集可能プロジェクトキー – プロジェクト名の変更を迫られた事はありませんか?JIRA 6.1ならば、プロジェクトキーを簡単に更新して、新しいプロジェクト名を利用できます。皆さんの300票が役に立ちました。本リリースで活用してみて下さい!
  • Email通知を刷新 – 通知にはAtlassian Design Guidelines (ADG)を取り入れました。また、コンテンツとスタイルをより良く区別する事で、JIRAからのemailをカスタム化しやすくしました。
  • JIRAレポートへのより迅速なアクセス – レポートへのアクセスは、製品閲覧ページ下にあるそれぞれのタブから簡単に行えるようになりました。
  • LDAPのユーザー名が変更可能に – JIRA 6.1では外部LDAPディレクトリのユーザー名を変更できるようになりました。

JIRA 6.1でチームの変化、進化を後押しする用意は整いましたか?

JIRA 6.1は、現存する最も柔軟なJIRAとして機能する事で、あなたの組織が変化を必要としている際にそれをサポートします。管理者は、今まで以上に効果的にワークフローをカスタム化して、ユーザーが必要としている属性を個別の課題に追加できます。ユーザーはより迅速に検索結果を活用でき、対応しなくてはならない課題に関するよりクリーンな通知を得られます。あなたの組織が今よりどれだけ機敏になれるか、JIRA 6.1を試してみてはどうでしょう。

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向こう数週間は http://blogs.atlassian.com/jira/ にてJIRA 6.1の新機能に関して詳細に解説していきます。是非ご確認下さい!


*本ブログは Atlassian Blogs の翻訳です。本文中の日時などは投稿当時のものですのでご了承ください。
*原文 : 2013 年 10 月 7 日 "Announcing JIRA 6.1: Accelerate change"