みなさん、こんにちは。アトラシアンでコミュニティマーケティングを担当している新村です。今回は12月5日に開催された第68回 ACE Tokyo Meetupの様子をレポートしたいと思います。ACE Tokyoはアトラシアンの公式コミュニティで東京を中心に活動しています。今回のテーマは「海外イベントTeam24 Europe&アトラシアン認定資格の活かし方&障害対応へのJira活用事例」とバラエティに富んだコンテンツでお届けしました。
恒例の乾杯からスタート!
毎回恒例となっているイベントスタートの乾杯をNTTドコモの廣野さんからいただきました。今回はNTTドコモさんのdocomo R&D OPEN LABという会場をお借りしたのですが、お台場海浜公園駅や東京テレポート駅からすぐ近くで、レインボーブリッジがよく見える夜景の綺麗なロケーション、そしてR&Dというだけあって設備も内装も非常に凝った会場でした。コワーキングスペースとしても利用できるとのことで、今回フード&ドリンクスポンサーをしていただいたINNOOVさんも早く来られてこちらでお仕事をされていたそうです。
分科会化のお知らせ
2025年のACE Tokyo Meetupから分科会形式での開催を行うことを発表しました。アトラシアン製品に関心がある人という括りでは皆さんの関心事に応えることが難しくなってきたという背景から、Admin、Team、Devという3つの分科会に分かれて、それぞれ持ち回りでMeetupを開催することになります。Admin分科会は高橋さん、Team分科会は伊藤さんにご担当いただきます。当面はDevのリーダーが不在となるので、TeamとDevは使う側の視点での分科会として開催していく予定です。
Atlassian Team ’24を振り返る
アトラシアン株式会社 渡辺
渡辺からは2024年にアトラシアンから行われた発表をまとめた振り返りを行いました。
2024年はラスベガスでのTeam ’24とバルセロナでのTeam ’24 Europeの2つのグローバルイベントを開催し、さまざまな発表を行いました。
Jiraに関してはJira Work ManagementとJira Softwareが統合されたのが大きな発表でした。会社のゴールがチーム、そして個人のタスクに落とし込み可視化できるという点が大きなポイントだと思います。
また、Confluenceではホワイトボードに注目しています。とくにホワイトボードでAIを活用してブレインストーミングするのが最近のお気に入りの使い方です。
そして、今年は何よりもAI、特にTeam ’24 Europeで正式リリースされたRovoに注目です。Rovoはこれからさまざまなコネクタの提供が予定されているのに加え、独自のコネクタも作成できるため自社のデータも活用できます。
最後にSystem of Workです。System of Workはテクノロジーとビジネスをどう連携させていくかの理念(フィロソフィー)です。テクノロジーを活用して経営としてのゴールと、チーム、個人としてのゴールをどの様に整合性をとっていくかが重要になります。
あなたの可能性を解き放つ:アトラシアン認定資格で個人とチームの成長を実現
INNOOV Jasonさん
Jasonさんからはご自身でアトラシアンの認定資格の受験体験とそこから得られたことについてお話しいただきました。
2023年11月に来日して、アトラシアンのパートナーとして仕事をするにあたって認定資格を取りました。その経験を通じて資格試験からどんな価値を得られたのかを紹介します。
最初はJiraの知識もITの知識も文化的知識もない状態からAtlassian Universityを受講して受験に挑みましたが、うまくいきませんでした。その後知識だけでは足りないということに気づき、自分でJiraのサイトを立てて、管理者の立場とユーザーの立場の双方でハンズオンを実施していくことで経験を積み、最終的に合格することができました。
合格して感じた資格の価値は、ユーザーとしては効率の向上や製品の熟練度の向上、管理者としてはシステムの最適化への考え方、高度なカスタマイズなどができる様になった点です。そして、両方の視点で、セキュリティやコラボレーションの強化ができる様になり、ベストプラクティスも身につきました。
もちろん、一度合格しただけで良いわけではなく、ちゃんとしたトレーニングと継続的な学習が必要です。現在はAtlassian Universityも無料になったので、ぜひ体系的に学んで、実践も合わせてしてみると良いと思います。
Jiraダッシュボードで強化する、バグ対応課題の洞察力
atama plus 佐藤さん
佐藤さんには、atama plusでQAエンジニアとして行っているJiraのダッシュボードを使ったバグ解析について紹介いただきました。
atama plusの横断品質改善室では、良いものをタイムリーかつ安定的にユーザーに届けることをミッションとしています。プロダクトをまたがる横断QAではJiraのダッシュボードを活用してデータの可視化と課題抽出を行なっています。
以前は定常的なバグ分析を行っていなかったため、情報収集ができておらず客観的な課題抽出ができていませんでした。そこでJiraのダッシュボードを使ったバグ分析を始めました。累積ダッシュボードと月次ダッシュボードを作成し、毎月のデータをJQLを使って効率的に作成しています。そのデータを元に効率的に分析を行うことができる様になりました。
バグの分析にはカスタムフィールドを活用しており、代表的な観点として、平均対応工数やバグの事前検知可能性、重大度ごとの対応工数、機能ごとの対応工数、バグ検出のタイミングといった観点から分析を行なっています。
Jiraを使って分析するメリットはJQLやカスタムチャートを利用することで柔軟な分析が可能であること、ダッシュボードからチケットへのアクセスが容易で分析効率が良い点が挙げられます。
ぜひ、ダッシュボードを活用して効率的なチケット分析を行なって、課題の抽出を行う様にしましょう。
懇親会
2回目の乾杯は今回ドリンク&フード スポンサーを引き受けてくださったINNOOVの小西さんにお願いしました。小西さんは11月にContent CreatorとしてAWARDを受賞されています。ぜひ小西さんのコンテンツもご覧下さい。
また、懇親会の最中も活発な議論が展開されました。最近、懇親会での議論の熱量が高くなってきているのを感じます。
そして、最後に恒例のアトラシアンマークで集合写真です。
次回のACE Tokyo Meetupは1月23日の開催です。すでにイベントページも公開されているので、この熱いコミュニティイベントにぜひご参加ください。