ロードマップを改善するPortfolio for JIRA 2.2の3つの新機能 | Atlassian Blogs

Check out the new features available in Portfolio for JIRA 2.2

情報源: 3 new features in Portfolio for JIRA 2.2 to improve your roadmap | Atlassian Blogs

2017年の始まりとともに、ソフトウェアチームは新しい1年のロードマップ計画に精を出しています。今の時期は、プロジェクトマネージャー、プロダクトマネージャー、開発マネージャーといったチームのリーダーが集まり、リソースが適正に割り当てられ、ロードマップが確実なものとなるよう、見積りを立てたり、見積りの再評価を行ったりします。

アトラシアンはPortfolio for JIRA 2.2を発表し、このような作業を簡素化して、ロードマップの改善を支援します。当初と現在のプロジェクト・タイムラインの比較、最適なロードマップ・シナリオプランの選択、ベロシティの基準化ができるようになり、チームは自信を持って先に進むことが可能となります。この先をお読みいただき、これら新機能ならびにそれがいかにチームの計画改善に役立つかについて、詳しく学んでいきましょう。

Portfolio for JIRA 2.2の新機能とは?

納期の目標と現状を比較

目標の納品期日はありますか? Portfolio for JIRA 2.2では、開始日と終了日の目標設定が可能ですので、常に当初のタイムスタンプを計画されたものと比較することが可能です。スコープ・セクションに「Target Start」と「Target End」というラベルのコラムが新たに2つ追加され、そこに理想とする納品期日を入力することが可能です。

これら期日は作業開始後も変わることなく、青いバーでスケジュールビューに表示されます。つまり、リソースの再割り当てや別プロジェクトの開始日変更が必要なところの確認に役立つ参照ポイントを常に持っているということになります。同様に、タイムラインの差分を知ることで、スケジュール上似たようなスコープのプロジェクトを振り返ることが可能なので、より確実性のある日程でロードマップを計画する一助となります。このほか、見積りがないもののカレンダー上に記載しておきたい長期的な項目の計画立案として使用することも可能です。

複数のシナリオを比較

アジャイルな環境では、トレードオフならびに計画見直しや優先順位づけの迅速な意思決定が必要です。Portfolio for JIRA 2.2の新しい複数シナリオ計画機能により、異なるスコープおよびチーム組み合わせの選択、保存、比較が可能となります。シンプルなドロップダウンを使って必要なだけの「what-if (もし~なら)」シナリオを作成・管理することができるので、最適なポートフォリオを選択して変更をコミットすることができます。

これら「what-if」シナリオプランは、別のシナリオを検討している際の参照用として、色分け・ラベル付けをすることも可能です。例えば、あるシナリオではリリースが2か月遅れになるとしたら、そのシナリオを赤に色分けして、「ワーストケース」(=最悪の場合)とラベル付けした方がいいでしょう。一方で、別のシナリオでは出荷が2週間遅れになるとしたら、そのシナリオを緑に色分けして、「ベストケース」(=最良の場合)とレベル付けした方がいいでしょう。重要なことは、チームにとって最適な計画を確実に選択できるよう、保存・比較の機能を持つことです。

ストーリーポイントの見積りを比較

Portfolio for JIRA 2.2を使って、長期プランに関するチームのベロシティを見積もることが可能です。計画のスコープ・セクションに (組織の見積もりユニットに応じて) ラベル付きの「オリジナル・ストーリーポイント」または「オリジナル見積り」を追加できる新しいコラムがあり、そこに当初の見積りを入力することが可能です。これにより、プロジェクトの納品完了に必要な作業量についてのおおよその見積りが得られます。ストーリー見積りを細分化し、より詳細な形にするたびに、つねにこのコラムが存在し、参照することができます。これにより、当初見積もりの精度を現状のものと比較することが可能となります。

2つの見積りの差異を確認することで、チームのパフォーマンスを測ることができます。あるチームは目標から完全に外れているのか? あるいは、別のチームは優れた成果を残しているのか? この情報でチーム間、個人間の作業負荷の調整に役立てることができます。当初見積りと実際見積りの対比によって、将来的な長期計画の基準も提供されますので、見積りを行う際にチームのベロシティをより確実に反映することが可能となります。

Portfolio for JIRA 2.0ライブプランへの移行以来、当初計画のコミットメントと結果の比較から示唆を得るために、当初見積りの復活を希望する多くのご意見が寄せられました。Portfolio for JIRA 2.2では、ライブプランにそれらが復活したことを喜んでお知らせいたします!

将来を見据えて過去を振り返る

これらすべての新機能によって、チームは振り返りを行い、現状と比較して当初のアイデアがどの程度正確であったかを確認することが可能となります。皆さんの見積りはどの程度正確でしょうか? ストーリーポイントを過少にあるいは過大に見積りましたか? 納品はどの程度早く、あるいは遅かったでしょうか? 過去に行ってきたことを反映させることは、チームが過去から学習し、自信を持って先に進むこと、さらには間違いなく将来の計画に役立ちます。

Portfolio for JIRA 2.2をご確認いただき、JIRAソフトウェアを使うことでアジャイルなロードマップ計画の取り組みにどのように役立つかをご覧ください。

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