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Sales on demand Corporation + Atlassian

Jira CoreとInsightの活用で全社情報共有基盤を大幅に強化

ペーパーレス化による業務効率化も同時に実現


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業界

輸入販売業

場所

日本、東京都

従業員

35人(2020 年11 月現在)

ソリューションパートナー
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課題

  • 社内情報が十分に共有化されておらず、プロジェクト推進の妨げとなるケースも
  • CRMサービスのライセンス料金および改修コストが大きな負担に
  • 紙による申請や上司の押印が必要な決済・見積もり業務の効率化

効果

  • Jira CoreとInsight で情報共有プラットフォームを構築、他部門を交えた意見交換で新たな気付きも創出
  • Jira Coreの導入で年間600万円以上のコストを削減、顧客アンケート等の情報の社内共有も促進
  • ペーパーレス化の推進で決済申請や見積もり承認に要する期間を短縮、テレワークの推進にも貢献

喫緊の課題として浮上していた社内情報の共有化と業務効率化

海外の新しく優れた技術の製品を日本のユーザーに提供することで、マーケットを活気づけ、豊かにすることを企業理念に掲げるセールス・オンデマンド。以前はロボット掃除機「ルンバ」の日本正規総代理店として市場を開拓、現在では高い空気清浄技術とデザイン性で人気の高いスウェーデン・ブルーエア社の「ブルーエア空気清浄機」をはじめ、海外メーカーの日本正規総代理店として、戦略構築からマーケティング施策、営業チャネル開発、サポートセンターまで様々なサービスを展開しています。

そうした同社において課題として浮上していたのが、社内情報を共有するためのプラットフォームの構築でした。情報システムグループの成田好秀氏は「これまでは何か新しいプロジェクトを立ち上げようとしてもキーマンどうしが個別にやり取りしていたことで、関係する部署や担当者に情報が伝わらないことが頻繁に発生、円滑なプロジェクトの進行の妨げとなるケースがありました。他にも、会議の議事録作成を行っている部署と行っていない部署があり、全社共有も十分になされておらず、情報が“点”として社内に散在し、“線”として繋がっていなかったのです」と説明します。

また、同社はクラウド型のCRMサービスを用いて顧客からの問い合わせ管理や修理依頼受け付け、顧客管理も行っていましたが、そこで得られた顧客要望等の有益な情報も共有されているのは一部であり、全社でリアルタイムでの情報共有が行えていなかったといいます。「さらにCRMサービスの利用料が高額だったことや、ちょっとした改修を行う際にも都度、SIベンダーに依頼し有償で行ってもらっており、そうした高コスト状態からも脱却したいとも考えていました」と、成田氏は話します。

このほかにも、手順書がなく属人化していた業務の平準化や、ペーパーレス化による申請業務の効率化も課題として挙げられていました。

Jira CoreとInsightの採用で顧客管理システムをリプレース。年間600万円のコスト削減効果も

これらの課題を一挙に解決したのが、アトラシアンのプロジェクト管理ツール「Jira Core」、構成管理データベースツールの「Insight」です。同社は2018年に両ツールの導入を決定、リックソフト株式会社が運営する「Rick Cloud」上で、クラウドサービスとして利用を開始しました。

Jira Coreによる業務改革の第一歩は、クラウド型CRMサービスのリプレースでした。「問い合わせ管理や顧客管理、修理受付等の仕組みをJira Coreに移行したのですが、従来と変わらない業務を実現できています。また、JiraのフィードバックフォームをWebサイトに簡単に組み込める『課題コレクター』により、当社のWebサイトからお客様が直接、Jira Coreにユーザー登録できるようになりました。これまではWebサイトとCRMサービスを連携させるには、それぞれのシステムを担当するSIベンダーに改修を依頼しなければなりませんでしたが、機能連携や改修もJira Coreを用いて社内で簡単に行えるようになっています」と成田氏は話します。

「CRMサービスをJira Coreへ移行したことで、高額なライセンスコストと改修費が発生しなくなり、年間600万円ほどのコストカットを実現、会社からも評価され、社長から表彰を受ける事ができました」

セールス・オンデマンド株式会社 情報システムグループ 成田好秀氏

「CRMサービスをJira Coreへ移行したことで、高額なライセンスコストと改修費が発生しなくなり、年間600万円ほどのコストカットを実現、会社からも評価いただき、社長から表彰を受ける事ができました」(成田氏)

また、顧客の製品に対する意見や評価等のアンケート結果もJira Coreを通じて社内共有されるようになり、マーケティングや商品戦略に役立てられているといいます。それらの情報はJira Coreのダッシュボード上に円グラフ等で分かりやすく表示されるため、経営層にも好評です。

なお、今回Insightはマスターデータベースとして導入されており、Jira Coreと連携することで、顧客からの電話による問合せや修理依頼が寄せられた際、詳細製品情報を表示させるなどの使い方がされています。

2〜3日を要していた申請業務も最短で当日中には完了するように

現在、Jira Coreは議事録や営業レポートの作成・共有にも活用されています。「今では朝、社員がPCを立ち上げたらJira Coreのダッシュボードで最新の情報を見るのが日常となるほど、Jira Coreは社内に浸透しています。また、ダッシュボードで各部門の状況を社員全員が俯瞰的に観られるようになったことで、当事者以外の部門や担当者から意見が寄せられ、そこから様々な気付きも生まれるようになっています」と成田氏は語ります。

また、見積もり承認や決済の事前申請といった、これまで紙を用いて行われていた業務もJira Coreの活用で大幅に効率化されています。Jira Coreに申請を上げればアサインされた担当者にすぐに通知されるので、確認漏れ等による業務の滞留も生じなくなりました。

「申請業務をJira Coreに移行したことで作業の迅速化とペーパーレス化を実現、今では早ければ当日中に申請が完了するなど、大幅な効率化が図られています」

セールス・オンデマンド株式会社 情報システムグループ 成田好秀氏

「これまでの決済申請では、紙の申請書に記入して上長に押印してもらった後、経理部門に提出していたため、申請から承認まで2〜3日を要していました。そうした申請業務をJira Coreに移行したことで作業の迅速化とペーパーレス化を実現、今では早ければ当日中に申請が完了するなど、大幅な効率化が図られています」と成田氏は評価します。

こうしたJira Coreによるペーパーレス化は、昨今、多くの企業で急務の課題となっているテレワークの推進にも一役買っているといいます。

このほか、先に述べたWebサイトと顧客管理のシステムを連携させるための機能の追加や改修も、成田氏自身がJira Coreで行っています。

「以前は、ちょっとしたプルダウンメニューを追加するのにも外部のSIベンダーに依頼していたため、2週間から1ヶ月を要していました。今では早ければ当日中に対応できるようになったことで、現場の担当者からもどんどん要望が寄せられるようになっています」(成田氏)

Jira Coreの導入により、社内情報の共有と業務の大幅な効率化を実現したセールス・オンデマンド。今後の展望について成田氏は、「今後はJira Coreのワークフロー機能を活用し、プロジェクト管理の体系化を推し進めることで、さらなる業務効率化を図っていきたいと考えています」と、意欲を語りました。

Jira Coreを使用し、組織のすべてのプロジェクト情報を可視化しましょう。

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